マイホームの購入は、一生に一度といっても過言ではないほど重要なライフイベントの1つです。大きな選択であるだけに、しっかりと計画を立てておかなければ購入を後悔してしまうケースもあります。
今回は賃貸か持ち家か迷っている場合の考え方や、持ち家の購入を後悔してしまうケースを紹介したうえで、後悔しないためのポイントを3つに分けて見ていきましょう。
【賃貸 or 持ち家】メリット・デメリットを比較しよう

まず、賃貸物件に住み続けるか、マイホームを購入するかで迷ったら、両者のメリット・デメリットをきちんと比較しながら検討することが大切です。ここでは、それぞれの主な特徴を表で比較します。
賃貸物件と持ち家のメリット・デメリット比較表
賃貸物件と持ち家の違いは、以下の表のように、金銭面と住み心地の2つに分けて考えることができます。
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メリット |
デメリット |
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|---|---|---|
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賃貸物件 |
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持ち家 |
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どちらが適しているかはタイミングによっても変化するでしょう。
たとえば、十分な頭金が用意できれば住宅ローンの負担分が少なくなるため、低金利のローンを利用したり、返済期間を大幅に短縮したりすることが可能です。そのため、賃貸物件に住み続けるよりも持ち家を購入したほうが、金銭的メリットが大きくなるケースも少なくありません。
反対に、頭金なしで購入するのであれば、賃貸物件を借りながら貯金を続けたほうがいい場合もあります。
マイホームの購入を後悔してしまうケース

次に、マイホームの購入を後悔してしまうケースを4つに分けて紹介します。
ケース1:住宅ローン返済に困ってしまう
持ち家の購入において、もっとも大きな後悔の原因は住宅ローン返済に関するポイントだといえます。
たとえば、「夫婦両方の収入を見込んでローンを組んだものの、途中で一方の稼ぎが途絶えてしまった」「育児や教育コストが予想以上にかさんでしまった」「購入後のメンテナンス費用を考慮していなかった」といったものが挙げられます。
住宅ローンは長期にわたって返済を行う高額の融資となるため、最後まで計画どおりに返済を実行するのは決して簡単ではありません。それだけに、返済計画を立てる際には、さまざまなリスクを考慮しておく必要があるのです。
ケース2:ライフスタイルの変化を想定していなかった
持ち家を購入する人の多くは、長期にわたって住み続けることを想定して判断します。しかし、ライフスタイルの変化を想定しきれなかったことで、購入を後悔してしまうケースは少なくありません。
たとえば、「途中で転勤の必要性が生まれた」「子どもの独立により広すぎる家の管理が面倒になった」「両親の入居によって途中で二世帯住宅につくりかえなければならなくなった」といったものが挙げられます。
ライフスタイルの変化は、事前に予測できない側面も強いものの、家族の構成や価値観を踏まえた住まいづくりが重要であるのは確かです。

ケース3:立地選びに失敗してしまった
快適な住環境を手に入れるためには、立地選びも重要なポイントの1つです。
実際に生活をしてみると、「商業施設が遠くて買い物が面倒」「通勤や通学が負担」「目の前の車通りが多くて駐車に一苦労」といった不便さを感じてしまうケースは少なくありません。
また、現地に足を運んで確認していても、昼間の様子しか把握していなかったために、「夜になると街灯が少なくて不安」と感じられてしまうこともあります。住宅の機能や設備に気をとられるあまり、立地については見逃してしまうポイントが多いため、注意が必要です。
ケース4:施工会社選びに失敗してしまった
意外と見落としてしまいがちなのが、施工会社選びに関するポイントです。施工会社によって得意とする分野が異なるため、「希望の間取りを実現できなかった」「断熱材に隙間があった」といった問題が起こることもあるのです。
納得のいく家づくりをするためにも、信頼できる施工会社を見極める重要性はとても高いといえます。
マイホームの購入を後悔しないためのポイント1:計画を明確にする

持ち家の購入を成功させるためには、住宅ローンの返済計画を明確にすることが重要です。ここでは、住宅ローンを組む際に目を向けるべき点について解説します。
住宅ローンの利用で意識すべきポイント
住宅ローンの利用計画を立てるうえでは、「年収」「返済期間」「返済負担率」の3点を考える必要があります。そのなかでも、特に返済負担率は毎月の支払いに直接関わってくるポイントであり、正確に把握しておくことが大切です。
返済負担率とは、「年収に対する年間返済額」の割合を示した数字です。たとえば、年収600万円の人が毎月の返済額を10万円と設定した場合、返済負担率は「10万円×12ヶ月÷600万円=20%」となります。
多くの金融機関でも、返済負担率を審査の項目の1つとして取り扱っているなど、重要度の高い要素です。なお、安定して返済を続けるためには、返済負担率を25%以下に抑えることが目安とされています。
マイホームの購入を後悔しないためのポイント2:住まいに求める条件を明確にする

納得のいくマイホームを手に入れるためには、あらかじめ住まいに求める条件を明確にしておくことも大切です。ここでは、特に重要度の高い「立地」と「間取り・設備」の2点について、決め方のポイントを見ていきましょう。
立地の決め方
立地を決めるうえでは、客観的な条件と個人的な条件の2点から考慮することが大切です。客観的な条件については、「駅までのアクセス」「近隣の施設の利便性」「治安」「騒音」といったものが挙げられます。
商業施設が充実しているエリアや大きな道路に面している立地では、生活の利便性が高いと感じられることが多いものの、周囲の騒音が気になってしまう可能性があります。
一方で、閑静なエリアでは、駅までのアクセスが悪いなどで不便に感じられるケースもあるのです。そのため、どの条件を優先すべきかを事前に決めておくとスムーズです。
また、個人的な条件としては、「実家との距離」「家族の価値観」などが挙げられます。実家との距離については、「夫婦どちらの実家に近いほうがいいのか」「中間地点が適しているのか」など、家庭によって最適な答えが異なります。
また、「子どもの学区」「持病の治療ができる病院」「ペットを診てくれる動物病院」など、家族の事情に合わせた条件も重要です。

間取り・設備の決め方
間取りや設備は、家族の意見がぶつかりやすいところでもあるため、じっくりと話し合う機会を持ちましょう。
話し合いの具体的なコツは、「優先順位を決めながら条件を整理する」「生活動線を意識しながら考える」「収納率や収納場所を考慮する」といったものが挙げられます。具体的な判断基準を持っておけば、意見がぶつかったときにも軌道修正がしやすいのです。
また、イメージを具体的に膨らませるためには、家族で住宅展示場を訪れ、細かな機能やサイズ感などを確かめてみると有効です。住宅展示場では、実際に目で見ながら体感できるだけでなく、専門家からアドバイスを受けることもできます。
家族の希望をまとめたうえで、コストや設計に関する客観的な意見を取り入れれば、計画の実現性を高められるでしょう。
マイホームの購入を後悔しないためのポイント3:施工会社選びに力を入れる

ほとんどの人にとって、住宅の購入は初めての経験であるといえます。そのため、サポートしてくれる専門家がとても大きな役割を担っているのです。ここでは、信頼できる施工会社選びのコツを見ていきましょう。
ハウスメーカーと工務店の違いを理解しておく
施工会社を選ぶうえでは、ハウスメーカーと工務店の特徴と違いを正しく理解することが大切です。
ハウスメーカーには「品質が安定している」「独自の工法やデザインを持っている」といったメリットがある一方で、「価格が高くなりやすい」「自由度が低くなりがち」といった側面もあります。
一方、工務店は「設計の自由度が高い」「アフターフォローが手厚いところが多い」といったメリットがあるものの、「会社ごとの力量を見極めるのが難しい」「最新の技術を持っていない可能性がある」といったデメリットもあります。
これらの特徴はあくまでも傾向にすぎないものの、施工会社選びの検討材料として意識しておきましょう。
施工会社選びのコツを押さえる
信頼できる施工会社を見極めるポイントとしては、「施工実績が十分かどうか」「品質やデザインが要望にマッチするか」「見積もりの説明が明確か」「アフターフォローは十分か」などが挙げられます。
これらの条件をもとに、いくつかの会社に見積もり依頼をしながら、慎重に比較検討していくことが大切です。
じっくり時間をかけて後悔しないマイホーム計画を立てよう!

- 持ち家の購入を後悔してしまうケースとしては、ローン返済、ライフスタイルの変化などが挙げられる
- 立地選びや施工会社選びに失敗してしまうケースも少なくない
- 住宅ローンは返済負担率を意識した利用計画が大切
- 住まいに求める条件を整理して、納得のいく計画を立てることが重要
- さまざまな条件をもとに、複数の施工会社を比較することも大切
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