コロナ禍では、多くの飲食店が、来店自粛のあおりを受けており、老舗レストランや高級店も例外ではない。そんな中、通販・ECで新たな販路を切り開く高級店が出てきている。洋食や和食など、さまざまな料理を提供する老舗レストランの共同体である銀座料飲組合はこのほど、加盟する店舗の通販商品を複数出品するECサイト「美味しいギンザデリバリー」の運営を開始した。福岡の名物郷土料理「水炊き」の味を忠実に再現した商品の通販も人気となっている。老舗レストラン・高級飲食店の味を、家にいながらにして堪能できる時代がやってきている。
「美味しい銀座デリバリー」
銀座の名店の味を自宅で
銀座料理飲食業組合連合会(事務局東京都)が展開するECサイト「美味しい銀座デリバリー」では、銀座老舗レストラン25店の味を楽しむことができる。同サイトでは、名店が提供する、洋食や西洋料理・和食・寿司・中華・エスニック料理など、約300品目を購入可能。同社では、全国にミールキットを届けるサイト「美味しい銀座ギフト」も運営している。
異国情緒漂う洋食バル「日東コーナー」は、「とろふわ」の食感を楽しめる「ロールキャベツ」を販売している。同商品は、1カ月で500個以上が、同ECサイトで売れることもあるという。
「銀座イタリー亭」では、岩手県産岩中豚を使用し、スパイスを効かせた、「自家製ソーセージ」を提供している。同商品は、粗挽き肉を相性の良い野菜のたっぷり入った特製トマトソースで味付けしている、実店舗で人気の定番メニューだ。ソーセージの肉は、「まるでハンバーグを食べているようだ」と言う顧客もいるほどの粗挽き。こだわり抜いた特注の機器を使って作っているという。
「牡蠣Bar(バー)」は、牡蠣フライ「熱々外カリ中ジュワ牡蠣フライ」を提供している。
このような銀座のレストランが、「美味しい銀座デリバリー」や「美味しい銀座ギフト」のサイトに出品している。
「美味しい銀座デリバリー」の配達対象エリアは中央区・港区・千代田区・江東区。エリアは順次拡大予定だ。「美味しい銀座ギフト」では、全国に銀座の名店のミールキットを配達している。
「美味しい銀座デリバリー」
https://ginza-deli.jp/
「サンミ高松」
皇室関係者も愛した味 昭和50年創業の銀座の老舗レストラン「サンミ高松」を運営する高松商事は2021年1月、同社がレストランで提供している料理を販売するECサイト「GINZA Sun-mi(ギンザサンミ)」をオープンした。著名人や皇室関係者も愛するビーフシチューや西京焼きなど、24品目をラインアップしている。
「サンミタカマツ」は、銀座の老舗レストラン。一つの建物でフロアごとに、フレンチや和食、イタリアンなど、複数の種類の料理を提供している。芸能人やスポーツ選手、政治家など、著名人が足げく通うレストランだという。
ECサイト「ギンザサンミ」は、コロナ禍で銀座のレストランに来店できなくなった常連客などによく利用されているという。
「ギンザサンミ」はコロナ以前から、電話やファックスで通販を実施しており、恒例の常連客が利用していた。コロナ以降、通販でクレジットカード決済したいという顧客が増えたため、ECサイトを構築するに至ったとしている。
「ギンザサンミ」のこだわりの逸品は、10日間じっくり煮込んで作ったデミグラスソースに、A5ランクの黒毛和牛バラ肉を使ったビーフシチューだ。政財界の著名人や、皇室関係者も好んで来店する味だという。
2種類の西京味噌を合わせて漬け込み、微妙な火加減で焼き上げた銀だらの西京焼きも、人気の商品だ。通販では、真空パックにした料理を提供。購入者が、湯せんして調理するのだという。
「ギンザサンミ」の商品はすべて、工場ではなく、レストランの調理場で、長年の修業を積んだベテランシェフが手作りしている。高松商事は、ECサイトを開設してから半年強だが、常連客が口コミで情報を発信してくれており、売り上げが徐々に伸びているという。
「GINZA Sun-mi」
https://ift.tt/3zdTJq5
「トリゼンダイニング」
福岡の銘柄鶏を水炊きに
福岡を中心に鶏料理の飲食店を運営するトリゼンダイニングでは、福岡の銘柄鶏「華味鶏」を使用した食品の通販事業を行っている。一番人気の商品は、華味鶏の水炊きだという。福岡の郷土料理である点と、”店舗で食べる味”の再現性の高さが、同社の商品の強みだという。
コロナ禍で飲食店は大きな打撃を受けた。そんな中、通販事業の売上高は急拡大しているという。2020年9月期の通販売上高は前年同期比で25%の増収となった。2021年9月期もそこからさらに10%の増収を見込んでいるという。通販事業の売り上げと営業利益は過去最高を記録する見通しだとしている。
通販では、一番人気の水炊きの他にも、華味鶏を使用した商品を多数展開している。夏期のバーベキュー需要を狙った鉄板焼きや、卵を使用したプリンも高い人気を誇るという。
「水炊きがメイン商材のため、どうしても夏期の売り上げが弱い。通販事業の売り上げをさらに上げるには、夏期の売り上げをどうやって上げるかがポイントになってくる」(直販事業部・畑邊真一郎氏)と話す。2021年6月には、新たにうなぎの実店舗とECをオープンした。閑散期の売り上げ拡大につなげるのが狙いだ。
都内銀座にある実店舗で女将を務める松本絵見子氏は、「通販でも、店舗の商品に非常に近い味が楽しめると思う。自宅で食べる際は是非、キャベツを入れてみてほしい。はくさいと比べて水分が少ないため、濃厚なスープを楽しめるだけでなく、よりスープに甘みを感じてもらえると思う」と話している。
「博多華味鳥」
https://ift.tt/2XuwUQI
からの記事と詳細 ( 【ECで堪能!老舗の味】皇室関係者も愛したビーフシチューなど、名店の味を自宅で - マイナビニュース )
https://ift.tt/3mbiiAd
No comments:
Post a Comment