
日清のどん兵衛は、1976年に誕生した和風カップ麺のロングセラー商品。東と西で味が異なっていて、普段はそれぞれの地域でしか店頭に並びません。旅行や出張などで現地を訪れたり、インターネットで購入したりするなど、入手方法は限られていました。 【写真】東の方が西に比べてだしの色が濃い しかし11月1日から期間限定で、全国のスーパーやコンビニなどで販売しています。「きつねうどん」「天ぷらそば」の東西向け4品の新しいパッケージには大きく「東」「西」と描かれています。 「なぜどん兵衛は、東西で味が違うのか? そもそも東西とはどこで分かれるのか?」 今回はその疑問を、日清食品マーケティング部のブランドマネージャー・木所敬雄さんにぶつけました。すると、日本の歴史上で有名な「1つの地名」が浮かび上がってきました。
天下ならぬ“だしの分け目”
「分け目は『関ケ原』なんです」 滋賀県と岐阜県の県境に位置する関ケ原で繰り広げられた戦いは、東軍・西軍による天下分け目の合戦として後世に語り継がれています。この関ケ原が、なぜどん兵衛と関わっているのか。木所さんは話を続けます。 「弊社は開発当初から、うどんやそばには東西で味の嗜好に違いがあることに注目していました。当時の開発担当メンバーは、東海道新幹線のこだまに乗り、東京から大阪までの各駅で降り、ホームや構内、近辺のうどん店で片っ端から食べていきました。そこでようやく関ケ原付近に味の境界があることを突き止めたんです」 どん兵衛の、天下ならぬ“だしの分け目”というわけです。 当時のリサーチが元となり、富山県、石川県、福井県、滋賀県、奈良県、和歌山県以西は西日本向けの商品を、北海道を除くその他東日本は東日本向けの商品を販売しています。なお北海道地区では、2009年10月から、だしにかつお節と利尻昆布を用いた「北のどん兵衛」ブランドで展開されています。
意外に全国で知られていなかった、東西こだわり
東西の味の違いは、社内では当然のことと捉えられていましたが、2020年夏頃に詳細な消費者調査を実施したところ、意外なことが判明しました。 「消費者調査の結果『地域別に分けたつゆ』の魅力度が最も高い一方、私たちが当然と思っていた『東西の味の違いの“認知度”』が、他の要素と比べて35%と低いことが分かったのです」 この結果から、木所さんたちは『地域別に分けたつゆ』に伸びしろがあると考えました。そして「東西だし比べ4品」を全国発売し、つゆの違いをアピールするCMも放映したのです。 「最近のトレンドからは、外食チェーンのうどん店が全国展開していることもあり『西が東へ来ている!』という感があります。さらに東京へ転勤した方から『西のどん兵衛が食べたい』といった声もあったので、それなら場を作ろうと考えたのです」
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