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Thursday, December 19, 2019

林業を生き抜く会社、設立 新城・西山さん一家 - 中日新聞

会社組織をつくり伐採を請け負う西山さん一家ら。(左から)拓呂さん、剛央さん、和成さん、逸朗さんと親戚の三浦さん=新城市作手高里で

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 新城市作手高里で三世代続く林業一家の西山剛央(たけお)さん(33)、和成さん(32)、拓呂(ひろよし)さん(24)の三兄弟が林業の合同会社を設立した。新城市では四年ぶりとなる林業の新会社。今後、若い従業員も積極的に雇用していきたい考えだ。

 新会社は、代表の和成さんをはじめとする三兄弟と現役の父逸朗さん(67)、親戚の三浦功さん(67)の五人体制。来春には従業員の採用も予定し、さらなる規模の拡大を図るという。和成さんは「これからの林業は機械を使っていく仕事なので、新たな技能を吸収しやすい若手をどんどん雇いたい」と話す。

 背景には、林業の仕事を受注する際、会社組織を条件とする事例が多いことがある。三人はこれまで個人で仕事を請け負う「一人親方」として作業をしてきたが、それでは受注できる仕事の幅を広げることが難しかった。

 現在、三兄弟が立ち上げたような林業の会社が森林の作業を担っている例は少なくない。森林で作業をしなくなった所有者が林業会社に仕事を発注するからだ。新城市の新城森林組合でも、組合員から依頼を受けた森林作業を林業会社にアウトソーシングしている。

 三兄弟が主に請け負うのは樹木を資材として収穫する「主伐」。木材の価格低迷の中、生き残りのために必要とされるのは機械化だ。

 会社設立により一人親方の時には申請できなかった補助金を使って、機械化をさらに推し進めるつもりだ。和成さんは「設備がまだ整っていないが、自社でそろえていく」と語る。

 林業と言うと、高齢化が進んでいるイメージを持つかもしれないが、実は今、業界に少しずつだが若者が入ってくる傾向が表れている。県の林業の動向調査によると、二〇〇八年に百二十一人だった県内の三十代以下の林業従事者は一三年には百二十七人に増えている。

 一方、林業従事者自体は五百八十三人から五百三十九人に減少している。三兄弟をはじめとする若手の活躍と機械化が、未来の林業活性化の鍵の一つとなりそうだ。

 (山谷柾裕)

【土平編集委員のコメント】今日紹介したのは、愛知県豊橋市や新城市などを対象にした東三河総合版の記事です。林業の「苦境」は長く指摘され続けています。安い外国産材にかなわない。就業者の減少、高齢化はとまらない。これまで勤務してきた各地で、同じような課題を聞いてきました。関係者もさまざまな取り組みをしていますが、なかなか未来は見えません。そんな中での「林業一家」の試み。記事によると、今、業界に少しずつですが若者が入ってくる傾向が現れているといいます。西山さん3兄弟をはじめ、若者たちが衰退を食い止めることができるでしょうか。

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