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Friday, March 27, 2020

住宅会社の社長失踪、代金払った夢のマイホームは未完成 - 朝日新聞デジタル版

 青森県弘前市の住宅会社「建築工房プラウド」の男性社長(56)が昨年、突然姿を消し、請け負っていた複数の注文住宅を未完成のまま放置していることが朝日新聞の取材でわかった。多額の建築費を払った施主らは「マイホームの夢が消え、借金だけ残った」「社長にだまされた」と深刻な被害を訴えており、泣き寝入りしたくないと県警に相談している人もいる。(佐藤孝之、吉備彩日)

 プラウド社はこの社長が2013年に創業。15年に株式会社になり、県内で住宅の新築やリフォームなどを手掛けていた。関係者によると、業務全般を仕切っていた社長が音信不通になったのは昨年9月下旬。社員が数人いたが、事務所も閉鎖された。社長の家族は「どこにいるかまったく見当がつかない。連絡も一切ない」と話している。

 東京商工リサーチ青森支店によると、18年9月期決算の売上高は約2億9千万円で、1年間に15棟ほど新築住宅を建築。だが利益はほとんど出ておらず、「営業力はあったが自転車操業で、倒産の恐れもあるとみていた」と同支店。下請け業者への支払いも慢性的に遅延していたという。

 今回の被害は18~19年に契約した施主や下請け業者に及んでいるとみられる。全容は不明だが、弘前市の市民生活センターには昨年7~12月、同社に関する相談が9件あったという。

 「多額の建築費を払ったが、完成予定日になっても工事がほとんど進んでいない」といった内容が多く、「総額3400万円のうち2800万円支払ったのに基礎工事しか終わっていない」などのケースがある。「工事をやめたのに手付金を返してくれない」「家は完成したが、必要な修理をしてもらえない」といった相談もあるという。

 関係者によると、社長は失踪前に下請け業者を集めて「支払いを12月まで待ってほしい」と頼み、工事中の新築住宅が9件あることなどを説明したという。大半が基礎工事か地盤改良までで中断しており、その後も工事は進まなかった。

 一方、県警にも被害に遭った複数の施主らから「詐欺ではないか」などと相談が寄せられており、弘前署などが対応している。

拡大する写真・図版基礎工事までで止まっている30代夫妻の「マイホーム」=青森県弘前市、佐藤孝之撮影

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