幅広の生麺を旬の野菜やキノコなどと一緒に煮込んだ群馬県の麺料理「おっきりこみ」。県内でも地域によっては「おきりこみ」や「煮ぼうとう」「煮ぼと」などとも呼ばれている。
味のベースはみそのみ、みそとしょうゆのブレンド、しょうゆのみと、こちらも地域によって異なる。
原型は中国から伝来した宮中料理とも伝えられる。12世紀に荘園「上野国新田荘」を開発した新田義重が京都から持ち帰り、一族に広めたとされる。庶民が食べるようになったのは、小麦をひく石臼が広まった江戸時代中期以降と考えられている。
平成19年には農林水産省の「農山漁村の郷土料理百選」に選ばれた。群馬県は平成25年から令和元年まで名物料理として県内外に発信しようと、「群馬県おっきりこみプロジェクト」を展開した。
「メディアでの露出増加や県内給食での出食率100%を達成するなど成果を挙げた」と、県メディアプロモーション課は胸を張る。
作り方は各地域や各家庭によってさまざまだ。
「打ち粉がついたままの手打ち麺を煮込むことで、うまみにつながるほのかなとろみが出るのが共通の特徴」。こう教えてくれたのは、道の駅くらぶち小栗の里(高崎市倉渕町)で食堂部長を務める原田カヅ子さん(76)。
料理レシピのウェブサイト「クックパッド」で紹介されている「ぐんまちゃんのおっきりこみ」の考案者だ。
平成28年には、夏野菜を使った「冷たいおきりこみ」も考案した。定番のおっきりこみともども人気メニューで、「県外からわざわざ食べに来てくれる若い人も多い」という。(椎名高志)
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家にいざるを得ない毎日が続く中、せめて観光気分が味わえるよう、各地のグルメをレシピつきで4月29日から5月10日まで毎日1品ずつ紹介します。ぜひ挑戦してみてください。
材料(5人分)
▽麺
小麦粉500グラム
水240ミリリットル
▽具材
ニンジン100グラム
インゲン60グラム
シイタケ4枚
サトイモ200グラム
シメジ1パック
ダイコン200グラム
油揚げ3枚
鶏肉1枚
など手に入るものだけでOK
▽調味料
だし汁3・5リットル
みそ30グラム
しょうゆ適量
作り方
〔1〕だし汁に食べやすい大きさに切った具材を入れ煮込んでおく。
〔2〕小麦粉に水を入れかき混ぜる。
〔3〕生地が耳たぶ程度の堅さにまとまったら厚さ3ミリ程度に延ばし、麺棒に巻き付けたまま包丁で生地を切断しない程度に横に切り込みを入れる。
〔4〕生地を重ねて少し幅広に切って具材を煮込んだ汁に入れる。
〔5〕とろみが出てきたらみそで味付けをし、最後にしょうゆで味を調える。
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May 03, 2020 at 09:00AM
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【自宅で挑戦ふるさとの味】群馬「おっきりこみ」 地域によって異なる麺料理 - 産経ニュース
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