Pages

Thursday, June 25, 2020

ニセコ賃貸物件で空き室急増 コロナでリゾート会社が契約解除、雇用環境も悪化(北海道新聞) - Yahoo!ニュース

 新型コロナウイルスを巡る世界的な移動制限が続くなか、ニセコ地域を支えてきた外国人観光客が戻ってくるメドは立っていない。厳しい状態が長期化するとの見通しから、リゾートのお膝元である倶知安町の中心部にも影響が波及し始めている。最近になって、「入居者募集」と大書きしたのぼりや看板が、町中に目立ち始めたのだ。

 町の中心から少し離れた住宅街にある5階建てマンション「リバブルタウン花の丘デュオ」。オーナーの資産管理会社、中田組(倶知安町)の中田秀文社長は5月初旬、20戸のうち19戸を借りる外資系の宿泊施設運営会社から、7月末での全戸解約を告げられた。数カ月前まで空き物件がみつからなかった町中心部では、札幌の都心並みに上昇した家賃に関し「月1万円近い値引きが出てきた」(地元不動産関係者)という。

宅地造成工事も中断

 北海道セキスイハイム(札幌)は5月下旬、町内2カ所で進めていた宅地造成工事を中断。販売済みの宅地でもキャンセルが出始めた。「購入が決まっていた観光関連会社の従業員が解雇され、ローンが認められなくなった」(担当者)

 地域の雇用環境も急速に悪化している。ニセコ地域を中心とする羊蹄山麓6町村の4月の有効求人倍率は1.18倍で、昨年10月の2.83倍から急落した。多くの観光関連会社が従業員を解雇した3月以降、求職者数は急増している。

緩和マネーで投資は加速

 観光客の激減で実需を失った宿泊施設や飲食店の苦しみが続く一方、欧米などでは景気下支えのため追加金融緩和が進んだ。世界的なカネ余りの中、海外からの投資は加速。勢いはリゾート地区だけでなく、空き家が増える市街地にも及んでいる。

 倶知安商工会議所の宮崎俊朗専務理事は嘆息まじりに言う。「コロナで町の活力が失われる一方、土地の持ち主が分かりにくくなった。地元が主導して魅力をつくり出すことは、さらに難しくなっている」

 地元経済の傷が癒えぬまま、外から押し寄せるマネーに翻弄される。コロナ禍を経て、ニセコ地域のひずみは一段と深まっている。(宇野沢晋一郎)

Let's block ads! (Why?)



"会社" - Google ニュース
June 26, 2020 at 04:32AM
https://ift.tt/3g36Kc2

ニセコ賃貸物件で空き室急増 コロナでリゾート会社が契約解除、雇用環境も悪化(北海道新聞) - Yahoo!ニュース
"会社" - Google ニュース
https://ift.tt/2P2HZC9
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment