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"健康な家"というと、大半の人がきれいな空気や清潔なキッチンをイメージしがちだ。
だが、家の情緒的健康も大切だ(恐らく台所のバクテリアの数よりも)。子どもたちが育つ家の情緒的健康は、その後の人生に影響を及ぼす。
だからこそ、子どものために情緒的に健康な環境を作ることが重要だ。子どもがいなかったとしても、こころの健康を支える家を作ることは、自分にとって最良の人生を送るために何よりも大事なことだ。
情緒的に健康な家の作り方を紹介しよう。
1. ポジティブな感情を励ます空間をデザインする
豪華である必要はない。自然光の入る整理された空間は、全員を良い気持ちにするのに大いに役立つ。
神聖な場所のような雰囲気を作るために整理整頓をするにせよ、良い思い出を呼び起こすために家族写真を増やすにせよ、小さな環境の変化が全員の気持ちと行動に大きな影響を与えるだろう。
2. ルールを作る
ルールは全員の安全 —— 身体的にも精神的にも —— を守るためのものだ。だからこそ、あなたの家では受け入れられない行動を特定しよう。
「悪口はなし」「怒鳴らない」といったルールを作ることで、全員が心理的安全性を得る役に立つだろう。
「ドアが閉まっている時はノックする」「何か借りたい時は事前に聞く」といったルールも、全員が安全だと感じる役に立つだろう。
3. 明確な結果をもたらす
自分のお気に入りのおもちゃを取り上げられたい子どもはいない。だが、こうした"結果"が子どもたちに、あなたが監督者だと気付かせる。子どもたちはそれに感謝しているようには行動しないかもしれないが、心の底ではあなたが自分たちの安全を守ってくれるという安心感を子どもたちに与えることができる。
"結果"は事前に知らせておこう。ルールを破ることを選べば、次にベターな決断ができるよう教えることがあなたの仕事だと、子どもたちに分からせよう。
4. 「気持ち」という言葉を使う
雨のせいで屋外での計画が中止になって悲しいとか、予定されているプレゼンにちょっと緊張しているなど、自分の感情についてオープンに話すことは、全員が自分の気持ちを共有することを促す。
日々の会話の中にこうした"気持ち"を表す言葉を取り入れることで、子ども(そして自分自身)の感情表現のボキャブラリーを増やす役に立つだろう。
5. 全員の気持ちを認める
子どもの感情をはねつけることは避けよう。「泣くのは止めて」「心配しないで」などと言うのは、その感情は間違っていると子どもたちに伝えることになる。
他の人が感じていることはどんなものであれOKだとはっきりさせよう。怒り、イライラ、悲しみ、恥ずかしさ、恐怖は全て受け入れることのできる感情だ。こうした居心地の悪い気持ちをうまく扱う健全な方法を子どもたちに教えよう。そうすることで、人生のさまざまな気持ちの問題と向き合うのに必要な対処スキルを身に付けられるだろう。
6. 居心地の悪い問題に立ち向かう
居心地の悪い問題 —— 誰かの衛生状態が悪いとかメンタルヘルスの問題を抱えているなど —— は、つい無視したくなるかもしれない。だが、見て見ぬふりをしても、問題は消えてなくならない。実際、時間とともに悪化する可能性が高い。
居心地の悪い問題に正面から取り組もう。居心地が悪くなるようなテーマについても話せるだけの十分な信頼があなたたちの間にあることを家族に示そう。
7. 健全な問題解決スキルを実践する
意見が合わないことは悪いことではない。だが、その扱い方が悪いかもしれない。相手を無視したり、怒鳴ったり、脅したりすると、どんな家の情緒的健康も台無しになってしまうだろう。
妥協し、健全な境界線を設定し、一緒に問題を解決しよう。健全な方法で全員のニーズが満たされるよう、良き家族の一員であるために努力しよう。
8. 健全な対処スキルを手に入れよう
食べ物、アルコール、ソーシャルメディアの絶え間ないスクロールは、その時は気分を良くしてくれるかもしれないが、これらは一時的に痛みを麻痺させる対処スキルでしかない。長期的には状況を悪化させ、あなたの生活に新たな問題をもたらす可能性もある。
健全な対処スキルを実践し、自分にとって一番うまくいく方法が見つかるまでいろいろなやり方を試してみよう。読書、ガーデニング、ヨガなどがあなたのストレスを軽減し、居心地の悪い感情を抑制する助けになるかもしれない。
9. 全員に時間と注意、愛情を
誰かと一緒に過ごす充実した時間は、ひとりで過ごす充実した時間よりもっと重要かもしれない。ソーシャルメディアをスクロールしているあなたと60分話すより、家族はあなたがしっかり注意を払ってくれる30分を好むだろう。
食事を一緒に取るなど、日々一緒に過ごす時間を優先しよう。寝る前に読み聞かせをするといった小さな習慣を作るのもいい。愛情を示そう。どれほどあなたが気にかけているかを表現し、一緒にいる時間を全員と作ろう。
10. メンタルヘルスについてオープンに話す
自然の中で時間を過ごしたり、友人とおしゃべりをするなど、あなたのメンタルヘルスにとって良いことをする時間を作ろう。
誰でもうつや不安といったメンタルヘルスの問題を抱える可能性があるという事実をオープンに話そう。こころの専門家に診てもらうことは、歯科医に歯を診てもらうことや医師にからだを診てもらうことと何ら変わらないことを明確にしよう。
※エイミー・モーリン(Amy Morin)氏は、心理療法士で世界的なベストセラー『メンタルが強い人がやめた13の習慣』や『メンタルが強い親がやめた13の習慣』の著者。モーリン氏の著書は37か国語に翻訳されている。ノースイースタン大学の講師でもある。
[原文:10 tips for creating an emotionally healthy home while raising kids]
(翻訳、編集:山口佳美)
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August 23, 2020 at 05:00AM
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