―大学教授や若者、女性、福祉、経済団体の代表でつくる市の外部委員会「新しい松江市役所検討市民会議」(12人)の委員長を務めた。
「5回の会合を開き、どのような市庁舎にしたいのかや重視する機能を中心に意見を出し合った。既に現地での建て替えが前提となっており、移転新築は議題にすらならなかった。委員に現地での建て替えに反対する人もいなかった」
―年度内の着工を目指す市側の事業計画の説明が不十分だとの指摘がある。
「これまでの広報で足りないのであれば、引き続き市による丁寧な説明が必要だ。ただ、唐突に事業計画が決まったと感じている市民も多いように思う。別の候補地があるのであれば、市が事前に市民に問う姿勢があってもよかった」
―市民団体が住民投票条例の制定を求めている。
「ようやく市民から声が上がったかという印象だ。悪いことではなく、むしろ歓迎すべきだ。住民投票で結論を出すことも市民参加のまちづくりのために一歩前進だろう。ただ、関心を持てば情報は得られたはずで、もっと以前から活発な議論があってよかった」
―試算段階で120億円と示されていた総事業費が150億円になった。
「近年は建設価格が上昇傾向にあるため致し方ないと思うものの、30億円もの増額はあまりに大きな金額だと市民に映っている。規模に応じた適正価格かどうか検証すべきだ。一方、着工を延期すれば事業費はさらに増える可能性が高い。移転するのであれば再設計が必要になり、不要なコストが発生してしまう」
―現在の事業計画をどう評価するか。
「庁舎はまちの『顔』でなければならない。単純な形の建物でいいとの意見もあるが、反対だ。現在地は宍道湖畔にあり、松江城天守も近く、観光面で重要な場所だ。隣に末次公園があることでポテンシャルも高い。外観デザインも景観に配慮されたものだ」
―今後、市や市議会はどうすべきか。
「市民から声が上がったことを前向きに捉えるべきだ。切りがないと相手にしないのではなく、しっかり向き合う必要がある。1万4千筆を上回る署名が集まったということは、多くの市民が不満に思っている結果であり、議論を尽くしたとは言い難い。来庁者をたらい回しにしない、松江の都市計画ビジョンに適した存在感のある庁舎が建つことを願っている」
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September 22, 2020 at 09:05AM
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山陰中央新報社|庁舎はまちの顔であるべき 松江市役所建て替え - 山陰中央新報
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