小麦にオレンジピール、水などを加えて発酵させる際に、チップを使って香りを付ける。量を調節することで、「遠くにヒノキの香りを感じられる」(社員の家高(やたか)里加子さん)風味を生みだした。
同社の社長は、浜松市内で強化プラスチック成形会社を経営する岩堀翔太さん(37)。経営者として他業種の現場を知ろうと、2018〜19年の冬に村内のスキー場で働いた。それがきっかけで19年、浜松の知人が手掛けるスリランカカレーのフランチャイズ店を、村内に開いた。
「地域を元気にしたい」との思いから、地元食材を使った商品開発を検討。「木曽のおいしい水を生かす策を考えて」(家高さん)ビールに行き着き、「木曽といえばヒノキ」とチップの活用を決めた。
現在は岩堀さんの知人が経営する静岡県内の企業に製造を依頼。将来は村内に醸造所を開所し、「純木曽産」のビールに育てる構想だ。
330ミリリットル入り880円(税込み)。店内で販売している。
(11月13日)
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November 13, 2020 at 07:31AM
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新地ビール、王滝の会社が開発 木曽の湧水・ヒノキ生かして - 信濃毎日新聞
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