病院が特定の医療機器を購入するたびに、医師側がリベートを受け取る――。世界的医療機器メーカーの日本法人と医師とのゆがんだ関係が明らかになった。背景には何があったのか。複数の医師が朝日新聞の取材に答えた。
- 医療機器納入、医師側にリベート 20人超に計1億円
- 世界的な米系医療機器メーカー「グローバスメディカル」の日本法人が、同法人の機器を購入した病院の医師側に売り上げの10%前後を戻していたことが朝日新聞の取材でわかった。同法人の内部資料によると、その額は少なくとも昨年1年間で二十数人に総額1億円超。
「もらえるものはもらっておこうという程度の感覚だった」
西日本の病院に勤務する医師の一人は、「グローバスメディカル」日本法人(東京都)からリベートを受け取った理由をこう明かす。国内外の学会に加入しており、学会に参加するための交通費や宿泊費のほか、書籍代などを捻出するための「お金がほしかった」という。
グローバス社の前身の会社の機…
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リベート、医師はなぜ親族の会社で契約を 問う記者に - 朝日新聞デジタル
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