■連載/阿部純子のトレンド探検隊
大阪のおかんの味を再現した餃子
「大阪焼肉・ホルモン ふたご」、サラダ専門店「GREENBROTHERS」など5ブランド85店舗を世界展開するFTG Companyから、新業態「大阪餃子専門店よしこ」が五反田にオープンした。
店頭にはメインキャラクター「よしこ」の顔出しパネルがあり、店内にもいたるところに「よしこ」が。「よしこ」さんは同社の創業者であるふたごの兄弟の実母。兄弟が幼い頃、小さな飲食店を営む母の「よしこ」さんが作ってくれたのが餃子で、貧しいながらもいつも笑顔で世話好きな「よしこ」さんの小さな手が包む小ぶりの薄皮餃子は、野菜たっぷりの餡が口の中で優しくほぐれ、野菜の甘味と風味が広がりみんなの大好物だったそう。
その自慢の餃子を再現したのが「大阪餃子専門店よしこ」。当時の「よしこ」の家をイメージした店内は、テレビや神棚、畳の小上がりなど昭和の雰囲気が漂う。
看板商品の「ぎょうざ」(320円・税抜き以下同)は、1人前7個だが、小ぶりなので一人2人前からの注文が原則。画像は2人前だが、平均3人前は食べられるとのことで、男性なら6人前でもいけてしまうそうだ。野菜たっぷりの一口サイズの餃子でさっぱりとしているので、女性でも3人前はペロリと食べられる。
関東では餃子のたれは酢と醤油とラー油合わせて自分で作ることが多いが、こちらでは餃子のたれ3種類が用意されている。自家製のオリジナルのたれはスタンダードな醤油ベース。辛さを足したい場合は、お店で数日寝かせた特製ラー油を加えて。味噌だれは赤味噌に酢や甘味も加えた酸味とコクのあるたれ。酢こしょうはオリジナルの配分でブレンド。大阪では酢こしょうは餃子のたれとしてメジャーだが、オリジナルブレンドで作っているのは珍しいとのこと。
白菜を中心にたっぷりの野菜を薄皮で包んだ大阪餃子は、店内でひとつずつ手作りしている。
餃子を焼く鉄板は4台あり一度に18人前まで焼けるが、テイクアウトも含め1日で1400個ほど焼くのだとか。3分ほどでアツアツの餃子が焼き上がる。
餃子以外にも、「よしこ」の家で出てきたような、懐かしいおかずやおつまみ(250円~)取り揃えている。
テイクアウトは焼き餃子と生餃子(各3人前990円~)が選べる。専用の窓口があり、店内に入らなくても持ち帰りの注文が可能。また、公式オンラインショップでは、冷凍生餃子(専用たれ&辛子付き)を販売。1箱3人前で1134円(税込)で、5000円以上は送料無料。
【AJの試食】甘味を感じる野菜たっぷり!パクパクいける一口餃子
餃子は白菜をメインとした野菜たっぷりの甘味のある餡で、口に入れるとほろほろとほぐれる。一口サイズなのでパクパクと食べる手が止まらず、あっという間に3人分を完食。パンチの効いた餃子ではないが、その分食べやすさがあり女性受けしそう。
たれは3種類ともぜひ試して欲しいが、個人的にイチオシは酢こしょう。餃子と酢の相性の良さは言わずもがなだが、こしょうでパンチを効かせた酢こしょうをつけると、さらに餃子が進む。
おかずやおつまみもリーズナブルで、餃子と一緒に楽しみたい。「よしこ」おすすめのメニューも試食した。ドリンクは餃子によく合う「自家製鬼サワー」(各480円)がイチオシで、定番の鬼レモンをオーダーしたが、完熟トマトも人気だとか。お通しに出てきておいしかったので、単品注文した「名物!餃子専用よしこの浅漬けキャベツ」(280円)は、ピクルスのようなほんのり酸味と甘味がある浅漬けで、餃子との組み合わせは抜群。
揚げ物メニューの手羽は2種類で、私はしお味の「幻手羽」(3本・380円)をチョイス。カリカリの手羽に濃いめの味付けでビールのおつまみにもぴったり。「実家の玉子焼き」(380円)は、だし巻き玉子のようなものを想像していたが、予想に反してふわとろのスクランブルエッグ。トッピングのマヨネーズがおかんの料理らしさを感じる。味も予想に反してしっかりと味付けされていて、土鍋で炊いたごはん「よしこがこだわった餃子にめちゃくちゃ合うお米」(250円)とよく合いそう。
文/阿部純子
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