「２週間でまつ毛が伸びる」とうたって、インターネットでまつ毛美容液を販売していた大阪の会社に対し、消費者庁は宣伝に根拠がないとして表示を行わないよう措置命令を出しました。
措置命令を受けたのは、大阪・中央区の化粧品などの販売会社、「ハウワイ」です。
消費者庁と公正取引委員会によりますと、この会社は、去年７月、自社の販売サイトで、「エターナルアイラッシュ」という商品名のまつ毛美容液を販売する際、女性モデルの顔の画像を表示して「２週間でまつ毛が伸びる」などと宣伝していたということです。
この表示について、会社に資料を提出させるなどして調べた結果、まつ毛が伸びる効果を実証する試験は行われておらず、宣伝の根拠は確認されなかったということです。
また、この会社は「重ね発酵ハーブ茶」という商品も「飲むだけで１０キロやせる」と宣伝して販売していましたが、同じく効果を示す根拠はなかったということです。
消費者庁はいずれも景品表示法に違反するとして、３日、会社に対し、不当な表示を行わないよう措置命令を出しました。
「ハウワイ」は「すでに表示は改善しており、再発防止に努める」と話しています。
消費者庁などは、「コロナ禍でマスクを着用しても隠れない目元の化粧品は需要が高く、とくに、自宅で使えるまつ毛美容液は外出の自粛で美容サロンの利用が減る中、人気を集めている。不当な表示に厳正に対処したい」ととしています。
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