静岡放送（SBS）
焼津漁港で冷凍カツオ約4トンを盗んだとして水産加工会社の役員ら男3人が逮捕されました。 窃盗の疑いで逮捕されたのは藤枝市の会社役員の男（47）と焼津市の会社員の男（47）と同じく焼津市の会社員の男（43）です。警察によりますと、3人は共謀して2021年4月30日、焼津漁港で、時価約74万円の冷凍カツオ4トンを盗んだ疑いがもたれています。会社役員の男は焼津市の水産品の製造販売会社「カネシン」の役員で、カツオを運ぶトラック運転手である焼津市の会社員の男2人に対し、他社が水揚げした冷凍カツオを自分の取り分とするよう依頼したと見られています。被害のあった焼津市の水産・販売会社は警察に被害届を提出していました。関係者などによりますと、漁港では魚を運搬する前に、トラックは市場の計量所を通ります。そこで、魚に対して船の名前やサイズなどを記した「送り状」が発行されるため、計量所を通過せずに魚を抜き取った可能性があると見られています。警察は、会社役員の男らが販売目的で犯行に及んだとみて余罪も含め捜査しています。
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