「会社村にいて、定年後への準備不足を痛感」
2冊の拙著『50歳からの逆転キャリア戦略』『50歳からの幸せな独立戦略』(PHPビジネス新書)に寄せられ続けている読者の感想から、典型的なものをいくつか紹介しましょう。 「鬱々していた自分がいかに恵まれているかわかった。今の職場で将来に向け自分を磨き直したい」 「狭い会社村のなかにいて、定年後への準備不足を痛感した。自分の棚卸しをしっかり行い将来に備えたい」 「役職定年で自分は終わりだと諦めていたが、まだまだ捨てたものではない! 自分次第で働きがいある仕事に再チャレンジできる希望を得た」 人生の午後に入り、働く意味を見失いかけた人たちを勇気づけられたことは、嬉しい限りです。 一方で、長年会社員として働いてきた故の共通する悩みも見えてきました。会社に依存せず自らキャリアを切り拓く大切さはわかった。でも、自分が本当にやりたい仕事は何か。充実した人生のために何をめざせばよいかわからない、という声がとても多いのです。 定年後が数十年もある人生100年時代に憂慮すべき事態ですが、これは本人たちの責任とばかりはいえません。 サラリーマンとして30年、40年と勤め、会社の指示命令に従い一所懸命に働いてきたために、自問自答する機会があまりなかったからです。会社を離れた自分に何ができ、何がやりたいか。そう問われても見当もつかず、不安が募るのも無理もありません。 「大人になっても自分探しか?」と思われがちですが、まだ何者でもなく成長の途についたばかりの若者に比べ、積み上げた経験値があるだけに、ミドルからのキャリアシフトはより困難なのです。
からの記事と詳細 ( 今さら自分探し?...会社一筋だった50代が問いただす「働く意味」(PHPオンライン衆知(THE21)) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3uBjSxl
No comments:
Post a Comment