国際的な原油価格の高値が続き需要の見通しに注目が集まる中、世界有数の石油会社「サウジアラムコ」の最高経営責任者は、当面エネルギー需要は堅調との見方を示しました。
サウジアラビアの国営石油会社「サウジアラムコ」は31日、ことし7月から9月までの決算を発表しました。
それによりますと、最終的な利益は304億ドル、日本円にしておよそ3兆5000億円でした。
これは、新型コロナウイルスの影響で経済活動が停滞していた前の年の同じ時期に比べて186億ドル増えておよそ2.6倍となり、収益の回復が鮮明となりました。
サウジアラムコのナセル最高経営責任者は大幅な増益となった理由について「主要な市場で経済活動が活発化し、エネルギー需要が回復した結果だ」と説明しています。
そのうえで、エネルギー需要の見通しについて「サプライチェーンの障害による逆風はいくらかあるが、エネルギー需要は当面は健全だと楽観している」と述べ、当面エネルギー需要は堅調との見方を示しました。
世界経済が回復に向かう中、国際的な原油価格はこのところ高値が続き、堅調な需要を背景にサウジアラビアやロシアといった主な産油国が、大幅な増産に踏み切るかどうかが注目されています。
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