「商品名、パッケージ」金城大短大部生が担当
居酒屋の人気メニューを家庭内でも味わってもらおうと、白山市中町の居酒屋「きっつえんさ」が、店の自慢の味を再現した冷凍のカレーとカニミソバターを一般向けに販売する。店主の河崎秀和さん(44)が、新型コロナ禍で厳しい店の状況を少しでも打開しようと挑戦する。(青山尚樹)新型コロナ前と比べ、店の売り上げは半分ほどに落ち込んだ。三十人規模の宴会などがなくなり、本来なら年末でかき入れ時の今も、客足はなかなか戻ってきていない。河崎さんは「このまま何もしなかったら終わってしまう」と、店のメニューの商品化を思い立った。
カレーはルーと牛テールスープ、ニンジン、タマネギ、セロリをペースト状にしたものを混ぜ合わせたまろやかな味わい。カニミソバターはバゲットに付けたり、パスタに混ぜたりして楽しめる。
パッケージのデザインと商品名は金城大短期大学部(白山市笠間町)美術学科の一年生に依頼。カレーのデザインはリッチで盗み食いしたくなるおいしさを表現し、商品名は「秘密のご褒美」と命名した。デザインは最終調整中。
カレーは、現在野々市市稲荷の米販売店「米屋」で、オリジナルパッケージを使わず先行販売。カニミソバターは来年から「きっつえんさ」などで販売する。今後もカニミソクリームコロッケなど商品を増やしていく。
河崎さんは「お店の味をそのまま楽しめる。お店に来たことがある人もない人も食べてみてほしい」と話している。
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