Pages

Friday, March 18, 2022

元日本ハム・斎藤佑樹さんが会社設立…もがき苦しんだ野球人生、後輩たちに「還元」 - 読売新聞オンライン

 25日に開幕するプロ野球。結果を求めて戦う選手の生活は故障と隣り合わせでもある。昨季限りで現役を退いた元日本ハムの斎藤佑樹さん(33)は11年間のキャリアの終盤、右肘の故障で苦しんだ。復帰を目指した経験を生かし、野球界に貢献したいと模索している。

 2020年10月の二軍戦に救援で登板した際、斎藤さんは右肘に痛みを感じ、その後、手の感覚がなくなった。検査で肘の 靱帯じんたい が完全に断裂したことがわかった。

 近年、完全断裂の場合は靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)が一般的になっているが、復帰には1年以上を要する。すでに30代になっていたことも踏まえ、斎藤さんは手術はしなかった。代わりに、自分の血液から採取した血小板を再注入する「PRP療法」を選択。靱帯修復を早める栄養素として亜鉛などを摂取する栄養治療も組み合わせ、短期間での復帰を目指した。

 治療を担当した「ベースボール&スポーツクリニック」(川崎市)の馬見塚尚孝氏は「国内で症例が少なくて正直、不安だった。(斎藤さんに)『やりましょう』と言われて逆に自信が持てた」と振り返る。治療開始から2か月後にキャッチボールを再開。翌春のキャンプでは連日、150~200球を投げ込んだ。

 7月に二軍戦で復帰登板を果たしたが、斎藤さんの場合は、以前のような球威や球の切れが最後まで戻らなかった。一軍登板の機会はなく、秋に現役引退を表明。最後の登板での球速は129キロだったが、やるべきことはやったとの思いはあった。

 引退後は野球界に貢献したいと考え、自身の会社を設立。今年1月には招待されたセミナーで、「ケガをした時の気持ちの向き合い方やケガの前の予防など、分からないことがたくさんあった」と悩みを明かした。ただ、もがき苦しみながら、最後まで全力を尽くした経験は決して無駄ではない。知識を深め、後輩たちに何らかの形で還元していくつもりだ。(佐藤雄一)

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 元日本ハム・斎藤佑樹さんが会社設立…もがき苦しんだ野球人生、後輩たちに「還元」 - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/JlTGMBP

No comments:

Post a Comment