リニア中央新幹線や東京の高速道路のトンネル工事の下請けに入り売り上げを伸ばしていた、川崎市にある建設会社の前社長らが、法人税などおよそ4200万円を脱税した疑いで東京国税局から告発されました。
告発されたのは、川崎市宮前区の建設会社「江藤機工」とこの会社の竹田芳彦前社長(50)、埼玉県草加市にある経営コンサルティング会社の小形尚己社長(48)です。
関係者によりますと江藤機工は、トンネルの掘削に使うシールドマシンを設置したり、解体したりする事業を行っていて、リニア中央新幹線や東京の高速道路の工事の下請けに入り、売り上げを伸ばしていたということです。
このなかで竹田前社長は小形社長の指南を受けて架空の外注費を計上するなどして、所得を少なく見せかけた疑いがあるということです。
東京国税局査察部はおととし9月までの3年間におよそ1億7700万円の所得を隠し、法人税などあわせておよそ4200万円を脱税したとして横浜地方検察庁に告発しました。
NHKは2人に取材を申し込みましたが、これまでのところ回答はありません。
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