全国の老舗や名店の味を集めた「にっぽん味百選」が31日、熊本市中央区の鶴屋百貨店で始まった。毎年恒例の食の催しで、開店と同時に大勢の買い物客でにぎわった。9月6日まで。
今年は初登場のすし店「銀座 久兵衛」（東京）、日本料理旅館「玉子屋別館 玉辰樓」（岐阜）を含め53社が出店。銀座久兵衛はシバエビのすり身入り卵焼きやアナゴ、コハダなどを盛った「ばらちらし」を、玉辰樓は愛知・三河産ウナギの「ひつまぶし」を並べ、買い物客が列をつくった。
栗菓子専門店「小布施堂」（長野）の、栗あんを生クリームやスポンジと合わせたモンブラン、京菓子店「笹屋昌園」（京都）の職人手作りの「本わらび餅 極み」なども人気を集めた。イートインコーナーでは、創業100年の「北極星」（大阪）の作りたてオムライスが味わえる。（原大祐）
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