「SMILE-EYE TACTICAL」は、サバイバルゲーム(以下、サバゲー)に使用するプロテクションアイウエアの専門店だ。岐阜県の小さな町にある家族経営の商店だが、サバゲーかいわいでは全国級の知名度を誇る。飛躍のきっかけとなったのがEC進出だった。オンライン接客を重視し、試行錯誤を繰り返した今、サバゲーファンの間では「神対応の店」と噂されるようになった。ファンの心をわしづかみにするオンライン接客の神髄とは――。店主の村木昇氏に詳しい話を聞いた。
全国級の知名度! サバゲー必携アイテムの専門店
岐阜県揖斐郡大野町は、人口2万人ちょっとの自然豊かな小さな町。ここにサバイバルゲーム(以下、サバゲー)のかいわいでは全国級の知名度を誇る専門店がある。プロテクションアイウエアと呼ばれる耐衝撃性を備えた眼鏡が専門の「SMILE-EYE TACTICAL(スマイル・アイ・タクティカル)」だ。サバゲーのプレー時には、プロテクションアイウエアの着用が必須条件となっているのが基本。いわばサバゲーの必須アイテムである。
「国内では唯一のプロテクションアイウエア専門店だと思います」と語るのは、店主の村木昇氏だ。現在の店名を掲げる以前は、いわゆる町の眼鏡店として、一般的な眼鏡を取り扱っていた。村木氏は3代目に当たる店主で、2004年に店を継いだ。
17年、サバゲーに目覚めた村木氏は、早速、店舗にプロテクションアイウエアコーナーを設置した。そして、19年にはプロテクションアイウエア専門店として新装開店したという経緯だ。
ニッチな専門店の勝算は? 現場で見抜いた潜在ニーズ
プロテクションアイウエア専門店とは、ニッチ過ぎるように思えるかもしれない。しかし、村木氏はサバゲーの現場で潜在ニーズを見抜いていた。
「プロテクションアイウエア選びは正しい知識が求められますが、詳しく知っている人はまれです。例えば、顔面とプロテクションアイウエアの間に空隙がある状態のまま遊んでいるプレーヤーに出会うことが少なくありません。これは空隙から入り込んだ弾が顔面に当たる危険がある状態です。原因は、顔面にフィットしない商品を選んでしまっていることにあります」と村木氏。
フルラインアップの品ぞろえを誇る専門店であれば、あらゆる来店者にぴったりの提案が可能だ。プロテクションアイウエア選びの“落とし穴”を避けながら、知識の備わった店員が購入をサポートしてくれる点に専門店ならではの強みがある。
ヒット商品「度入り耐衝撃レンズ」 サバゲー愛好者の思いに応えた
SMILE-EYE TACTICALが、サバゲー業界における地位を固めたきっかけは「度入り耐衝撃レンズ」の発売だった。レンズメーカーの協力を受けて発売にこぎ着けた独自企画の商品だ。
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