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Friday, January 27, 2023

エースコックの “満足保証” スーパーカップ35周年記念「濃くてやみつき チーズプルコギ味まぜそば」を食べてみた結果 ... - 本日の一杯

どうも、taka :a(@honjitsunoippai)です。

本日の一杯は、2023年1月23日(月)新発売、エースコックのカップ麺「スーパーカップ大盛り 濃くてやみつき チーズプルコギ味まぜそば」の実食レビューです。

ぶっちぎりの満足感&濃厚感!? 2023年(令和5年)で発売35周年を迎える「スーパーカップ」だからこそのジャンクな一杯が新登場!!

実際に食べてみた感想と経験に基づいて評価し、カップ麺としての総合力を判定します。よろしければ、最後までお付き合いください。

スーパーカップ大盛り 濃くてやみつき チーズプルコギ味まぜそば

スーパーカップとは、1988年(昭和63年)7月25日の発売以来、大型カップめんの牽引役として重要な位置を占めているブランドで、大阪府吹田市に本社を置くエースコックの主力商品。食べ応え抜群の大盛り麺と濃いめの味付けが人を選ぶため、一部では敬遠されることもありますが、若者を中心に根強いファンを多く抱えています。

スーパーカップ 35th Anniversary

今回の新商品「スーパーカップ大盛り 濃くてやみつき チーズプルコギ味まぜそば」は、2023年7月25日に発売35周年を迎える大盛りの定番「スーパーカップ」だからこそといっても過言ではない、ガッツリした食べ応えと濃厚な味わいが楽しめる “チーズプルコギ味” の汁なしカップ麺で、これまでに数々の変わり種をリリースしてきましたが、プルコギが題材のスーパーカップは前例がありません。

プルコギ(불고기)とは、サムギョプサル(삼겹살구이)やチーズタッカルビ(치즈닭갈비)と並び、日本で根強い人気を誇る韓国グルメの中でも認知度が高い肉料理で、불(プル)は「火」を、고기(コギ)は「肉」を意味します。そのため直訳すると「火の肉」になるのですが、日本で一般的な焼肉ではなく、どちらかといえば “すき焼き” に近い食べ物。

使用する肉は基本的に牛肉で、味付けのレシピは店舗や家庭によって様々ですが、韓国の濃口醤油(ジンカンジャン – 진간장 )をベースに、生姜やニンニク・酒・ハチミツ・砂糖(水飴)のほか、林檎や梨などの果汁を加えるレシピもあり、そのタレに薄切りの牛肉を漬け込むこと12時間以上。しっかり味を染み込ませ、野菜や春雨などと一緒に鉄板で焼いた、甘辛い味わいが特徴です。

※画像はイメージです。

日本の韓国料理店ではもちろん、ファストフードの期間限定メニューや宅配ピザの定番トッピングとしても不動の地位を確立し、コストコの人気ランキングでも “プルコギビーフ” が上位に食い込むなど、前述のように日本での知名度は申し分ありません。しかし、それを題材にした日本のカップ麺は、直近だと「明星 巨牛荘監修 濃厚肉汁焼きうどん」(2020年12月14日発売品)が記憶にあたらしいところ。

もうすこし遡ると平昌(ピョンチャン)2018冬季オリンピック日本代表選手団応援商品として開発された「日清焼そばU.F.O.旨辛プルコギ風焼そば」(2018年1月22日発売品)もありましたけど、パッと思い付くのはそれくらい。チーズタッカルビをイメージしたカップ麺はチラホラと出ているのに対し、プルコギは比較的に少なく、そこにチーズを組み合わせたのはエースコックが初めてかもしれません。

パッケージに “おいチーソース付” との訴求があるように、これは5年の空白期間を経て突然の復活を果たした「JUNKFULL(ジャンクフル)濃厚チーズ味まぜそば」(2021年11月8日発売品)のために開発され、昨年の「スーパーカップ大盛り 欲望のブタキム油そば ガリチーブースト」(2022年7月18日発売品)にも別添されていたアイテム。

濃い旨ブースト! おいチーソース付

デビュー当時の「おいチーソース」は “驚愕のとろ〜り体験” を訴求し、ナチュラルチーズを溶かしたようなタイプとは違う、どちらかといえばチーズ系のスナック菓子を彷彿とさせるジャンクな旨みを特徴としていました。個人的にチーズ+プルコギの組み合わせに馴染みがないため、おいチーソースとの相性はもちろん、土台のプルコギらしさにも注目しながらレビューします。

開封

牛肉どこ行ったん?

今回のカップ麺に別添されている小袋は “すべて後入れ” で、構成は「調味たれ」「おいチーソース」「かやく(ごま、ねぎ、唐辛子)」の計3種。おい、牛肉はどうした。などと早くも突っ込みどころを用意してくれていた大阪の雄・エースコックなんですけれども、おいチーソースの別添にコストが嵩んだのかもしれません。

なんか漠然と穏やかな佇まい

麺は油で揚げたフライ麺で、湯戻し時間は熱湯5分。たとえば「日清焼そばU.F.O.」だったり「明星 一平ちゃん夜店の焼そば」だったり、通年販売の定番品だと100gになることもありますが、湯切りタイプの麺重量はレギュラーサイズだと90g、大盛りだと130gが基準になっていて、もちろん今回は「スーパーカップ大盛り」の例に漏れず後者です。ただ、ひとつ気になったのが値段の設定。

2023年1月現在の大盛りカップ麺におけるメーカー希望小売価格は、245円(税別)が基準となっているのに対し、今回は280円(税別)と強気な値段。直近だと「スーパーカップ大盛り もやしみそ焼そば」290円(税別)よりは低めの設定ではあるものの、コストパフォーマンス的な部分も意識しながらレビューします。

製品詳細情報・購入価格等

製品名:スーパーカップ大盛り 濃くてやみつき チーズプルコギ味まぜそば
製造者:エースコック株式会社
製造所:兵庫工場(兵庫県たつの市神岡町東觜崎308)
内容量:165g(めん130g)
商品コード:4901071400002(JAN)
発売日:2023年01月23日(月)
実食日:2023年01月26日(木)
発売地域:全国
小売価格:280円(税別)
麺の種類:油揚げ麺
スタイル:角型ビッグ
容器材質:プラ(PS)
湯量目安:650ml
調理時間:熱湯5分
小袋構成:3袋(調味たれ・おいチーソース・)

原材料名とアレルギー表示

【原材料名】油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ)、たれ(しょうゆ、植物油脂、糖類、乳化油脂、食塩、ビーフ調味料、ポークエキス、チキンエキス、ガーリックペースト、ビーフエキス、チーズフード、醸造酢、粉末油脂、乳等を主要原料とする食品)、かやく(ごま、ねぎ、唐辛子)/ 加工でん粉、酒精、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、香料、カラメル色素、酸味料、カロチノイド色素、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(ステビア)、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

実食開始

「おいチーソース」も温める

前述のように別添の小袋は “すべて後入れ” なので、3種の小袋を取り出してから熱湯を注ぎ、フタの上で「調味たれ」と「おいチーソース」を温めながら待つこと5分。なかでも「おいチーソース」の小袋には、わざわざ “よくもみほぐし” とのアドバイスが記載されているため、調理の際は留意してください。

見た目のプルコギ感は皆無

時間になったら湯切り口から湯を捨てて、フタの上で温めておいた「調味たれ」を馴染ませた後、仕上げに「かやく」と「おいチーソース」をトッピングしたら完成です。なんというかアレですね、ニオイが強烈ww たぶん「おいチーソース」のチーズフードあたりだと思うんですけど、場合によってはスメハラ案件なので、仕事の休憩中にオフィスで‥‥とかは回避したほうが賢明かもしれません。

ちなみにカロリーは701kcal、炭水化物も99.5gとエネルギー的なコスパは悪くなさそうな数値を叩き出しているのですが、コンビニだと税込300円クラスの製品かつエースコックのニュースリリースには “満足保証” の記載もあったので、引き続き費用対効果にも注目しつつ「めん」「たれ・おいチーソース」「かやく」の特徴を解説し、カップ麺としての総合力を判定します。

栄養成分表示:1食(165g)あたり
カロリー:701kcal
たん白質:12.2g
脂  質:28.2g
炭水化物:99.5g
食塩相当量:6.3g
ビタミンB1:2.20mg
ビタミンB2:0.67mg
カルシウム:479mg
※当ブログに掲載している「原材料名」及び「アレルゲン情報」並びに「栄養成分表示」などの値は、実食時点の現品に基づいたもので、メーカーの都合により予告なく変更される場合があります。ご購入・お召し上がりの前には、お手元の製品に記載されている情報を必ずご確認ください。

めん

めっちゃソフト

4.0

スーパーカップの油揚げ麺といえば「ガッシリ3Dめん」や「カドメン」など、かつては無骨でシゲキ的な噛み応えを追求していたのに対し、それとは真逆に位置するほどのギャップではないのですが、意外にもソフトな口当たりから入るファーストインプレッション。

でも、悪くない

ある程度の弾力を備えてはいるものの、食べ始めの段階から強付きは控えめで、噛んだときの反発性も然り。最初は内側から弾けるような歯切れのよさが印象的だと思ったのですが、後半は “ふかふか” とした軽さが目立つので、乱暴な印象は皆無に等しく、むしろ包容力があって優しいとさえ感じたほど。

そのためガッシリとした密度の高い噛み応えに期待していた場合、物足りなさを感じることになるかとは思いますが、結果的な印象としては悪くありません。後述する「調味たれ」や「おいチーソース」との相性も悪くないですし、むしろチーズのジャンクな風味をソフトな食感が広げてくれているような効果を感じたので、こういう「スーパーカップ」も素直に “あり” だと思えました。

たれ・おいチーソース

「おいチーソース」は部分的に使うのがオススメ

4.0

「調味たれ」に使われている醤油は韓国の‥‥ではなく日本の伝統調味料で、やや糖類の甘さが強く、日本人好みの味付け。オイルは植物油脂を中心に、残念ながら牛脂は未使用で、ポークエキスやチキンエキスを併用するなど、なにかとデフォルメが目立つフレームワークとなっているのですが、ビーフ調味料とビーフエキスを使うことで「プルコギ」の牛肉部分を表現。

プルコギらしさの演出については、肉を鉄板で炒めたような芳ばしさも注目すべきポイントで、ガーリックペーストは強過ぎず・弱過ぎずの適切な加減。ほんのり醸造酢のアクセントにもワザがあり、このタレに牛肉を絡めて焼いたらプルコギっぽくなるだろうなー、くらいの臨場感は表現できています。

おいちぃ(おいしい)と追いチーズを掛けてんのかな?

さらに別添の「おいチーソース」を絡めると、チートスの「チーズ味」(フリトレー)とか、エアリアルの「濃厚チェダーチーズ味」(YBC)とか、そっち系のスナック菓子に通じるチーズの風味とコクが加わって、いっきにジャンクなテイストに。

「調味たれ」との相性も申し分なく、独特の背徳感が楽しめたのですが、鉄板で肉を焼いたような風味はチーズに押されてしまったので、局地的に使うのがベストかもしれません。

かやく

かやくというか「ふりかけ」ですね

2.0

後入れのネギは風味がよく、プルコギをはじめとする韓国料理に必須の白胡麻も嬉しいポイントで、輪切り唐辛子の芳ばしさと程よい辛味もアクセントに効果的! ‥‥なんですけど、고기(肉)はどうしたw っていうね。別添の「おいチーソース」とブランドのイメージ(基本的に具材が貧弱)を思えば納得できなくもないけれど、メーカー希望小売価格の設定から、もうちょっと頑張ってほしかったです。

総評

3.0

というわけで、おいしい・まずいの二択なら単純に前者ではあるものの、コンビニで購入した場合の税込価格は300円クラス。おそらくスーパーでの販売価格も270円前後が平均になると思うので、それも踏まえると総評は及第点が妥当かなと。いや、おいしいですよ。

プルコギのタレをイメージした味付けに、芳ばしい肉の風味やチーズのジャンクさなど、かなり食べ応えはあったので、値段的なコスパに固執しなければ悪くありません。たとえばセブンプレミアムの「プルコギチャプチェ」など、ひとりで食べ切れる惣菜のプルコギとかをトッピングしたら化けそうなので、ちょい足しアレンジも検討してみてください【author・taka :a(大石敬之)】

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