柏崎市が設立した地域エネルギー会社は４月電力の販売を始める計画でしたが送電線の工事に時間がかかることから再び販売開始を延期する見通しとなりました。
柏崎市が設立した「柏崎あい・あーるエナジー株式会社」は電力の地産地消の実現を掲げ、地元の発電施設などから買い取った電力を公共施設や企業に供給する事業を行う計画です。
去年３月の設立以降、当初は去年９月にも市内の公共施設への電力の販売を始めるとしていましたが、取引価格の高騰を受けて延期し、ことし４月の販売開始を予定していました。
しかし、柏崎市によりますと太陽光発電施設から電力を運ぶ送電線の工事を請け負う東北電力ネットワークから「当初の想定よりも広範囲に工事が及ぶ」といった連絡が寄せられたことから再び販売の開始を延期する見通しとなりました。
これについて東北電力ネットワークは「個別の案件の内容についてのコメントは差し控えたい」としています。
柏崎市は１か月から２か月程度のずれ込みに抑えたいとしていますが、販売開始の具体的なメドは立っていません。
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