室蘭 味や見た目にこだわった「えん下食」の試食会｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

かむことなどが難しい人にも飲食店でほかの人たちと食事を楽しんでもらおうと、味や見た目にこだわった「えん下食」が開発され、室蘭市で試食会が開かれました。

「えん下食」は、病気や高齢で食べ物をかんだり飲み込んだりすることが難しくなった人のための食事です。市内の飲食店や福祉関係者などで作る「健摂楽ネットワーク」が２１日、室蘭市の商業施設で開いた試食会では、豚肉を使った室蘭名物のやきとりと焼き魚の２種類のえん下食が用意されました。どちらも見た目は通常の料理と変わりませんが、食べやすくするために細かく切れ込みを入れるなどの工夫が施されていて、歯科医師などのアドバイスも取り入れて開発されたということです。やきとりを試食した６０代の女性は、「やわらかさもあって食べやすいです。味もしっかり感じました」と話していました。主催した団体では、味や見た目にこだわったえん下食を市内の多くの飲食店で提供してもらうことで、高齢化が進む中でも家族や友人と一緒に外で食事を楽しめる環境づくりを目指しているということです。健摂楽ネットワークの音喜多哲朗さんは、「反応がよくてうれしかったです。さらに開発を進めて、多くの飲食店にえん下食に興味を持ってもらいたいです」と話していました。

Adblock test (Why?)

からの記事と詳細 ( 室蘭 味や見た目にこだわった「えん下食」の試食会｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/Jn0AXYa