2023/09/01 07:00 ウェザーニュース
台風11号は明日9月2日(土)〜3日(日)に沖縄の先島諸島に最接近し、暴風雨をもたらすおそれがあります。
台風12号は日本の南で勢力を落として熱帯低気圧に変わる予想ですが、湿った空気を送り込むため本州で雨が強まるおそれがあります。
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台風11号 先島諸島で暴風雨のおそれ
明日2日(土)〜3日(日)にかけて沖縄の先島諸島に最接近します。先島諸島では40m/s前後の暴風が吹き、荒れた天気となるおそれがあるため今日のうちに備えを行ってください。
また、台風11号と本州付近に勢力を広げる太平洋高気圧との間で気圧差が大きくなっているため、台風の北側に風の強い領域が広がっています。沖縄本島や鹿児島県の奄美地方では今日1日(金)から風が強まりますので、強風や高波に注意してください。湿った空気による強雨も予想されます。台風の中心から離れていても、油断は禁物です。
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台風12号 熱帯低気圧に変っても要注意
台風12号は暴風域を伴わないまま次第に勢力を落とし、4日(月)までには日本の南で熱帯低気圧に変わる見通しです。台風本体による荒天の可能性は低いものの、南洋の湿った空気を運び込むため、3日(日)〜4日(月)にかけて西日本や東日本の太平洋側に活発な雨雲を送り込む予想です。局地的に雨が強まるおそれがあるため注意してください。
台風の暴風域に入る確率
5日先までに台風11号の暴風域に入る確率が3%以上である府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
奄美地方 15 %
沖縄本島地方
本島北部・中南部 40 %
慶良間・粟国諸島 40 %
久米島 38 %
大東島地方 7 %
宮古島地方 18 %
八重山地方
石垣島地方 8 %
与那国島地方 3 %
今年8月 4つ目の台風発生
8月の台風発生数の平年値は5.7個で、一年の中でも一番台風の発生が多くなる時期です。今年は平年よりも台風の発生数がやや少ないペースとなっていますが、ウェザーニュースの予想では年内にあと10個以上の台風が発生するとみています。
秋が近づくと本州付近へ影響する台風が増えることが想定されるため、これからの時期に備えて台風対策・大雨対策を整えるようにしてください。
台風の名前
台風9号の名前「サオラー(Saola)」はベトナムが提案した名称で、ベトナムレイヨウという動物のことです。
台風11号の名前「ハイクイ(Haikui/海葵)」は中国が提案した名称で、「イソギンチャク」のことを意味する中国語からとられています。
台風12号の名前「キロギー(Kirogi/기러기)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で、「がん(雁)」のことを意味する朝鮮語からとられています。
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参考資料など
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防災情報
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台風豆知識
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