著名アクティビスト（物言う投資家）、カール・アイカーン氏が率いる投資会社 アイカーン・エンタープライゼズは４日、四半期分配金を従来の１預託単位当たり２ドルから同１ドルに引き下げると発表した。空売り投資家ヒンデンブルグ・リサーチの リポートを受けて４－６月（第２四半期）に赤字が前年同期比で倍増したことを理由に挙げた。
これを受けて、同社の株価は米国市場の寄り付き直後から売りが膨らんでいる。
アイカーン氏は、中核となるアクティビズム戦略に再び注力しており、ヘッジを大幅に減らしたと述べた。ヒンデンブルグが５月、詐欺的な経済構造を利用しているとのリポートを公表して以降、アイカーン・エンタープライゼズの株価は年初から前日までおよそ３割下落している。
同社の４－６月決算は、最終損益が２億6900万ドル（約380億円）の赤字で、赤字幅は前年同期の１億2800万ドルから拡大した。収入は25億ドル。
原題： Icahn Enterprises Plunges After Cutting Firm’s Payout in Half （抜粋）
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