広島市の食堂運営会社「ホーユー」が学校給食などの提供を突然停止した問題は、関西など各地に影響が及んでいる。生徒の食事を確保しようと、教員らが弁当調達などに奔走する。学校側は「安心して食べられる環境に戻したい」と願っている。
「速やかに給食を再開するための代替事業者確保に動いている。できるだけ早く対応していく」
大阪府の吉村洋文知事は6日、一部の府立学校でホーユー提供の給食が停止したことを記者団に問われ、そう答えた。府教育庁によると、給食が停止したのは吹田、摂津、守口の3支援学校。いずれも学校側が調達した食材をホーユー側が校内で調理していた。
支援学校では、のみ込みやすい食事など生徒一人一人への配慮が必要で、これまでホーユー側が食材を細かく刻むなどして対応していた。別の業者による給食再開のめどは立っておらず、当面はデリバリー弁当で対応せざるを得ない状況だ。
ホーユーは府立高校13校で食堂も手掛ける。8日時点で営業は続いているが、府教育庁の担当者は「これまでホーユー側から説明は一切ない。食材が入っていないという話もあり、いつ営業が停止されてもおかしくない」と困惑する。
ホーユーは原材料や人件費の上昇などから経営が行き詰まり、契約する全国約150施設のうち約半数で提供を中止した。9月に入って破産手続きを進めており、兵庫県でも鳴尾や川西北陵など県立7高校の食堂が休止するなど、各地の学校、公共施設に一気に影響が広がっている。
からの記事と詳細 ( 大阪13高校の食堂も休止恐れ 運営会社から「説明一切ない」 - 産経ニュース )
https://ift.tt/gXAqeQx
No comments:
Post a Comment