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Sunday, June 16, 2024

酒造会社と東北電力が酒造りでコラボ、水力発電所を貯蔵庫に活用 - ニュース - メガソーラービジネス - 日経BP

2024/06/17 00:06

工藤宗介=技術ライター

第二沼沢発電所貯蔵焼酎

第二沼沢発電所貯蔵焼酎

(出所:ねっかと東北電力の共同リリース)

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 地域の原料を用いて米焼酎を製造・販売する、ねっか(福島県只見町)と東北電力は、福島県金山町の水力発電所「第二沼沢発電所」を貯蔵庫に活用したコラボ商品「第二沼沢発電所貯蔵焼酎」を企画し、6月13日から、ねっかのオンラインショップを通じ100本限定で販売を開始した。

 ねっかは、奥会津地域でコメづくりから蒸留までの酒造を一貫して手掛けている。今回、同地域で水力発電所を運営する東北電力と連携し、地域の魅力ある商品を開発することを目的に、両社で検討してきた。

 米焼酎は、温度変化が少ない環境に一定期間保存することで、まろやかさやコクが増すとされる。第二沼沢発電所は、主要施設を地下に建設した揚水式発電所で、地上より温度変化が少なく保管に適した環境になることから、同発電所内で約半年間貯蔵した。

 原材料に只見町産のコメと米麹、福島県産の酵母を用い、減圧蒸留により製造した。内容量は720ml。貯蔵期間は2023年12月14日~2024年7月22日の予定。商品発送は7月22日以降になる。

 東北電力は、購入者向けにNFT発電所カードを先着200人限定で提供する。商品ラベルに記載されたQRコードから受け取れる。同カードには、普段は立ち入りできない第二沼沢発電所の写真などが掲載されている。

 また、購入者から抽選で最大25人を同発電所の施設見学会に招待する。このほかにも、収益の一部で東北地域の森林由来のカーボン・クレジットを購入し、森林保護活動を支援する。

 第二沼沢発電所は、沼沢湖を上池、只見川の宮下調整池を下池として、その間の落差214mを利用して発電と揚水を行う。最大出力は460MW。1981年に運転を開始した。

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