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Tuesday, July 9, 2024

米テキサスの石油・ガス会社が操業再開、ハリケーン一過で - ロイター (Reuters Japan)

米テキサスの石油・ガス会社が操業再開、ハリケーン一過で

 7月9日、米南部テキサス州に猛烈な暴風雨をもたらしたハリケーン「ベリル」の通過後、同州の石油・ガス各社はに一部の操業を再開した。写真はハリケーン一過の米テキサス州 ヒューストンで8日撮影(2024 ロイター/Marianna Parraga)

[ヒューストン 9日 ロイター] - 米南部テキサス州に猛烈な暴風雨をもたらしたハリケーン「ベリル」の通過後、同州の石油・ガス各社は9日に一部の操業を再開した。ただ、被害を受けた施設があるほか、電力も全面復旧していない。

ベリルによる石油・ガス生産への影響は限定的と予想されている。ベリルは8日、メキシコ湾沿岸のマタゴルダ近郊に上陸。エネルギー各社はベリル上陸に備えて操業を停止したほか、テキサス州の複数の大型港や航行水路が閉鎖された。

9日には一部の港が再開し、大半の企業と施設が生産を回復させつつある。一方、一般家庭や企業向けの電力復旧に時間がかかっており、一部企業の稼働再開の足かせになっている。

米気象予報会社アキュウェザーは、今回のハリケーンに伴う米国の被害と経済的損失が計280億─320億ドルに上るとした暫定推計を発表した。

米停電情報サイトによると、9日時点でテキサス州で約200万件、ルイジアナ州で約1万2000件の顧客への電力供給が途絶えたままだ。

米国立ハリケーンセンター(NHC)は、ベリルが上陸後に急速に勢力を弱め、9日までに温帯低気圧に変わったと説明。ただ、ミシシッピ州中部からイリノイ、インディアナ、オハイオ、ケンタッキーの各州にまたがる地域では、鉄砲水や竜巻が発生する可能性がまだ残っていると警告した。

テキサスは米最大の石油・ガス生産州。

ゴールドマン・サックスはリポートで「これまでのところ、今回のハリケーンで石油生産や精製に深刻な混乱は生じていない。ただ、複数の石油港の閉鎖が続いているほか、大規模な停電が石油需要を圧迫しうる」と指摘した。

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Houston-based energy reporter focused on oil markets and energy companies. Arathy closely tracks U.S. crude supply and its impact on global markets, ever changing crude oil flows, and reports on U.S. shale producers and oilfield service companies.

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