本場の味を忠実に メキシコ料理メシカ
和歌山で本格的メキシコ料理が味わえると評判の「メシカ」。オーナーシェフの山口恭子さん（３４）が大阪や東京のメキシコ料理店などでの修業を経て、２０１７年６月にオープンしました。メキシコの文化を肌で感じるため２０１６年秋の３カ月間、太陽と情熱の国メキシコへ渡航しました。最初の１カ月はホームステイ先でメキシコの家庭料理を教えてもらい、残りの２カ月で街中の店で食べ歩き。レストランで調理法などを聞き、本場の味を自身の味覚で確かめながら全身に記憶させました。
開店後にも再度メキシコを訪れ、本場の味を忠実に再現するため、日本では入手が難しいスパイスなどの調味料を買い求めるなど、メキシコ料理と向き合い、妥協しません。それは現地に行かなくても味わえるメキシコ料理を食べてもらいたいというこだわりを持っている証しでもあります。
山口さんは「メキシコ料理はジャンクフードと思われがちですが、あまり知られていない〝だし〟を取る文化があり、とても奥が深いものです」と話しています。
だしが取れる唐辛子はスパイシーなものから、うまみのあるものまで多くの種類があるそうです。メキシコ料理はユネスコの食の無形文化遺産に登録されているように、和食と共通点がある食文化です。また野菜をたくさん摂取できるヘルシー料理でもあり、フランス・中華と並んで世界三大料理といわれています。
定番のタコスの生地トルティーヤは営業当日に手作りしたもので、無添加１００％のメキシコ産トウモロコシ粉を使用。タコスにかけるサルサソースはトマト、ホオズキ、ハバネロの３種類。
ランチの「おまかせタコス」（８２０円）は３種類のタコスが味わえます。ディナーは１枚３５０円のタコスや人気のローストチキンのカボチャの種ソースがけ（１４８０円）、サボテンの酢漬けのサラダ（８６０円）などがお薦めです。ランチ時のみ販売するテークアウトでタコス（３５０円）、チーズと具をサンドして焼いたケサディージャ（３５０円）、スパイシーなひき肉とチーズやアボカドを包んだホットサンドのトルタ（９２０円）などを販売しています（ディナーは税別、ランチは税込み価格）。予約がお勧めです。
【メシカ】和歌山県和歌山市新中通２の３７▽℡０７３・４８８・２８６８▽ディナーは午後６時～１１時（ＬＯ）、ランチは土・日・祝のみ午前１１時半～午後２時半（ＬＯ）、テークアウトは正午～午後４時（ＬＯは午後３時半）▽月・火曜日定休（祝日の月曜は営業）
人気のタコス３種類
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February 16, 2020 at 08:00AM
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