寒さに弱く本県では栽培が難しいとされてきたライムが13日、山形市南栄町1丁目の石岡浩明さん(59)方ハウスで計40個収穫された。市内の飲食店からオファーを受け、5年がかりで結実させた“雪国ライム”が、山形の新たな味として一歩を踏みだした。
7年前から無農薬の「山形レモン」作りを軌道に乗せてきた石岡さん。旧知の仲で、同市香澄町1丁目のダイニングバー「ブルーマーケットブラザーズ」を経営する伊藤真治さん(44)から5年前、相談を持ちかけられた。「せっかくだから地元産で安全安心なライムを使った飲み物を出したい」。石岡さんのライム作りへの挑戦が始まった。
だが、インド原産で輸入品が多く出回り、国産品は愛媛産がほぼ100パーセントというライム。山形での鉢植え栽培は最初の3年実がならず、昨年ようやく実を付けたが1個だけだった。それでもレモンの経験から木の成長を信じ、栽培を続けたこの冬、ようやく6鉢から黄色い実が40個採れた。石岡さんは「40個は少ないと思えるが、5年がかりで収穫できたことが本当にうれしい」と笑みをこぼす。
「2月に入り石岡さんから、たくさんライムができたと連絡があり本当に驚いた」。伊藤さんは昨年の貴重な1個で、輸入品のとがった酸味とは違う優しい酸味を知っただけに、山形の新しい味に仕上がると直感した。ライムを使った飲み物はジントニックやジンライムなどが定番。「ジントニックならライム1個で4杯作れるので、160杯で使い切る」と意気込む。
伊藤さんの店は14日から早速、石岡さんのライムを使った飲み物の提供を始める。二人三脚で作り上げた“雪国ライム”のカクテルが、真冬の山形に爽やかな風味をもたらす。
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