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Sunday, March 1, 2020

イタリアン 味な交流 地区の野菜やいしり食材に - 中日新聞

イタリア料理を地元住民に教える吉沢悠椰さん(右から2人目)

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七尾の吉沢さん 高階住民に料理教室

 七尾市高階地区在住でイタリア料理店「ヴィラ・デラ・パーチェ」(同市白馬町)で働く吉沢悠椰(ゆうや)さん(27)が、同地区コミュニティセンターで料理教室を開いた。地元住民ら十八人と交流を深めながら、地元ならではの食材をイタリア料理にアレンジするプロの技を伝授した。(中川紘希)

 料理は、こんかいわし(イワシのぬか漬け)とダイコンのパスタと、魚介類やシイタケのカルトッチョ(包み焼き)の二種類。地元食材がイタリア料理に応用できることを知ってもらうため、材料には同地区に今年移転した障がい福祉サービス事業所ゆうの丘が栽培したシイタケや地元野菜、魚醤のいしりなどを使用した。

こんかいわしとダイコンのパスタと魚介類やシイタケのカルトッチョ=いずれも七尾市高階地区コミュニティセンターで

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 調理をしながら、火の掛け方や加熱時間、分量など、料理をおいしくする細かい工夫も伝授。仕上げた後には全員で試食し、自分で作る機会の少ないイタリアの味を楽しんだ。池崎町の衣川和美さん(49)は「おいしかった。普段の料理でも応用できそうなポイントがあってよかった」と喜んでいた。

 新潟市出身の吉沢さんは金沢市の酒蔵に勤めた後、料理人を目指し、二〇一七年から現在の仕事を始めた。地元に根ざした場所で暮らし料理にも生かしたいと、一八年から田園風景が広がる同地区の池崎町に住んでいる。

 一方、仕事が忙しく地域と接点が持てずにいたといい、たかしな地区活性化協議会から料理教室の打診を受けた際に快諾した。吉沢さんは「料理の先輩方ばかりでスムーズに作っていただいた。イタリア料理という新しいアプローチも感じてもらえたのでは」と話した。

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