「おもと」など浅間温泉にある宿泊・温泉施設の30、40代の経営者3人が出資し、経営に参画。下高井郡山ノ内町湯田中温泉の活性化で実績のある同業のWAKUWAKUやまのうち(山ノ内町)の岡嘉紀社長が社長に就いた。同社の関連会社と、ファンド事業も手掛けるNECキャピタルソリューション(東京)も共同で出資した。
「おもと」は1919(大正8)年創業で、客室数は40室。最大約200人を収容できる。団体客を中心に受け入れていたが、近年は業績が低迷。昨年11月に休館した。WAKUWAKU浅間温泉は今年2月、おもとの運営会社から事業を買収。おもとの再生を契機に、地域の一体的な観光振興を狙う。
2014年設立のWAKUWAKUやまのうちは、湯田中温泉の空き施設を改修、再生し、飲食店や宿泊施設を運営。若手の担い手の育成にも力を入れ、18年には地域づくりに取り組む団体を表彰する「第8回地域再生大賞」の優秀賞も受賞した。
こうした取り組みを浅間温泉でも展開し、観光客の減少が続く温泉街ににぎわいを取り戻す。岡社長は「地元事業者と連携しながら、地域に人を呼び込む仕掛けをつくりたい」としている。
(3月3日)
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March 03, 2020 at 06:47AM
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浅間温泉活性化へ新会社 地元若手経営者ら 老舗ホテル再生着手 - 信濃毎日新聞
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