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Wednesday, April 29, 2020

【自宅で挑戦ふるさとの味】静岡「たまごふわふわ」 懐かしくやさしい味 - 産経ニュース

店舗によってさまざまな味わいのある「たまごふわふわ」(袋井市観光協会提供)
店舗によってさまざまな味わいのある「たまごふわふわ」(袋井市観光協会提供)

 静岡県袋井市内の飲食店で提供されている江戸時代の再現料理「たまごふわふわ」。材料のベースは卵とだし汁だけとシンプルだが、味付けや具材にそれぞれの店の個性が光る。地元ではおなじみの味だ。

 「たまごふわふわ」は他の卵料理と比べ、卵が泡のように盛り上がり、ふんわりした食感が特徴。袋井市観光協会の栗林大事務局長は「卵と一緒に下のだし汁をすくい、口に入れると一瞬でとろけるが、卵の風味とだしの香りが口の中に残る」と表現する。

 観光誘客の目玉を模索していた袋井市観光協会は、平成18年に袋井市立図書館職員から聞いた「仙台下向(げこう)日記」という旅日記の朝食の記述に、「玉子ふわふわ」という奇妙な食べ物を発見。袋井宿の大田脇本陣で宿泊客の朝食の膳に出されたとの記述もあった。

 江戸時代には将軍家をもてなす献立の一品として出され、全国的に人気があった料理ということも分かった。十返舎一九の滑稽本「東海道中膝栗毛」では、藤枝市瀬戸付近の茶店の食事に登場する。

 袋井に食の名物があまりなかったことから、同協会や地域の飲食店が再現し、まちおこしに活用。袋井市内では現在、個性を持たせながら再現した料理を出す店が数店あるほか、「たまごふわふわチーズケーキ」など創意工夫を施した商品を出す店もあり、いずれも人気を集める。

 栗林氏は「『たまごふわふわ』は歴史があり、そのやさしい味わいは老若男女、多くの人に、どこか懐かしく、なじみのある奥の深い卵料理といえるのでは」と説明する。自宅で作る場合、卵をふわっと仕上げるのにやや工夫がいるが、好きな具材を加えてオリジナルの「たまごふわふわ」にチャレンジしてみては。(那須慎一)

 家にいざるを得ない毎日が続く中、せめて観光気分が味わえるよう、各地のグルメをレシピつきで4月29日から5月10日まで毎日1品ずつ紹介します。ぜひ挑戦してみてください。

材料(1人分)

(1)だし汁(こんぶなどお好みで)200ミリリットル

(2)卵1個

(3)塩小さじ1/4

(4)薄口しょうゆ大さじ1/4

(5)こしょう(お好みで)

(6)みりん(お好みで)

その他(家にある具材をお好みで)

作り方

〔1〕(1)に(3)、(4)、(5)を加えてすまし汁を作り、180ミリリットル(A)と20ミリリットル(B)に分ける。

〔2〕鍋に(A)のすまし汁を入れ、ふたをした状態で火にかける。

〔3〕ボールに卵と(B)のすまし汁、(6)を入れ、ハンドミキサー(あるいは泡だて器)でクリーム状になるまで、最低4~5分混ぜる。

〔4〕〔2〕が煮立ったら火を止め、鍋のふちから〔3〕を一気に流し込み、ふたをして蒸らす。このとき、ふたが冷めないよう、あらかじめ温めておくと上手に蒸らすことができる。

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