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Tuesday, April 28, 2020

「味がしない」「急激に悪化」「無症状でも陽性」…感染者の証言集 - 読売新聞

 新型コロナウイルスに感染すると、いったいどうなるのだろうか。読売新聞の記事に登場した感染者たちの証言を振り返った。

 「肺炎の進行が早く、徐々に息ができなくなった」。埼玉県内の男性(58)は感染の恐怖をそう語る。
 3月19日、体のだるさとともに38度を超える熱が出た。その後は市販の風邪薬を飲んで熱が下がることもあり、自宅で療養した。だが、23日に肺炎と診断され、その日のうちに入院。急速に悪化し、28日にPCR検査を実施した。結果は陽性だった。
 「ここ3日が山場」。医師からそう宣告された。最初の発熱からわずか10日足らず。「自分は死ぬのか」との思いがよぎった。鼻に管を通しての酸素吸入が続き、「山場」は越えた。
 入院後、水が苦く感じられ食欲がわかなかった。何日かたち、病院食で出された鳥の唐揚げの味が感じられるようになって、「快方に向かっているのだな」と実感できたという。(4月17日埼玉東版)

 首都圏在住の50歳代の女性。3月13日の夜、38度の熱が出た。腰の痛みや倦怠(けんたい)感の後、においや味も感じなくなった。「普通じゃない」。

 思い当たる節があった。仕事で欧州に行き、3日に帰国したばかりだった。

 発熱から7日後の20日、検査で「陽性」と判明。21日から入院した。

 症状は微熱程度になっていた。(4月5日朝刊1面、社会面)

 神奈川県内の男性会社員(35)は3月28日深夜、以前から楽しみにしていた音楽イベントに参加し、徹夜で踊り明かした。30~40人いた。「密集」「密閉」「密接」の「3密」がそろった空間だった。
 30日に頭痛と倦怠(けんたい)感を覚えた。31日、出社後に体温を測ると37・5度。早退したが、市販薬で頭痛を抑えられたので仕事は続けた。
 4月3日朝、自宅でオレンジジュースを飲むと、氷で薄まったような味だった。翌4日に容体が急変。悪寒とめまいを覚え、大量に汗をかいた。はうようにしてトイレに行った後、119番で救急車を呼んだ。(4月10日朝刊社会面)

 サッカーJ2・ザスパクサツ群馬の舩津徹也選手(33)は4月1日に入院し、15日に退院した。ビデオ会議システムを介して報道陣の取材に応じた。
 3月26日夜、倦怠(けんたい)感を覚えた。翌27日朝には37・1度の微熱があり、夜には38度を超えた。だが、28日には熱が下がり、かかりつけ医でレントゲンを撮っても肺炎の兆候は見られなかった。「ただの風邪だ」とも思ったが、念のためにPCR検査を申し出た。
 30日にマーボー豆腐を食べたが、「熱さも食感もあるのに、味がまったくわからなかった」。発熱も倦怠感もないのに、味覚異常が自分にも起こっていた。
 感染は31日に判明。チームのスタッフや選手41人が濃厚接触者になった。
 舩津選手は「体調に異変を感じたら『感染者だ』と思って慎重に行動してほしい」と呼びかける。チーム関係者に感染は広がらなかった。(4月22日群馬版)

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