豊田通商などが出資するインドネシアの臨床検査会社はこのほど、新型コロナウイルスへの感染を調べるPCR検査を無償で始めた。同国で民間企業が検査を手掛けるのは初めてという。保健省の要請によるもので、1日に140件、月に4千件の検査が可能となる。同国では20日現在で6500人超の感染が確認されており、検査体制の構築が急務となっている。
豊田通商はインドネシアでの新型コロナ感染拡大防止に取り組む（同社などがジャカルタで運営する検査施設）
検査を担うのは、豊田通商と保健科学研究所（横浜市）、インドネシア製薬最大手のカルベ・ファルマの3社による合弁会社だ。5人の検査技師が病院から運ばれた検体を調べる。検査キットなどの費用は豊田通商とカルベ・ファルマが負担し、患者や同国政府には求めない。
インドネシアの感染者数はフィリピンを抜き東南アジアで最多となり、急増に検査が追いついていない。豊田通商は今後、検査に使う防護服も寄付するなどし、同国での感染拡大防止に取り組むとしている。
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April 21, 2020 at 05:30PM
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豊田通商出資の会社、インドネシアで無償PCR検査 - 日本経済新聞
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