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Monday, June 22, 2020

【ホームズ】家賃15万円だと初期費用はどのくらい? 具体的な計算方法について解説 | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

賃貸物件を借りる際には、家賃のほかに初期費用を支払う必要があります。初期費用は1ヶ月あたりの賃料を基に計算されるため、家賃が高くなるほどコストも増えてしまう点に注意が必要です。

今回は、家賃15万円の物件を例に計算して、引越し代や家具購入などのコストを除いた初期費用の目安を見ていきましょう。

初期費用に組み込まれる項目

初期費用について、一般的にイメージしやすいのは敷金や礼金などです。しかし、実際にはそれ以外にも必要なものがあり、ある程度のまとまったお金を用意しておかなければなりません。

ここでは、初期費用に組み込まれる一般的な項目について説明していきます。

敷金

敷金とは、部屋を退去するときの原状回復費用として支払う準備金のことを指します。敷金の金額は物件によって違いがあるものの、家賃の1~2ヶ月程度となるのが一般的です。

原状回復とは、入居者の故意や過失などによって生じた汚れや傷を修復することです。部屋の状態によっては、退去時に敷金から修繕にかかった費用を差し引いたお金が戻ってきます。

礼金

礼金は、大家さんにお礼として支払うお金のことを指します。敷金とは異なり、退去時に返金されることはありません。

地域や物件によって違いがあるものの、礼金の相場も家賃の1~2ヶ月程度となるケースが多いといえます。本来は賃貸物件が少なかった時代にお礼として支払われていたお金であり、賃貸物件が増えるにつれて、礼金がかからない部屋も多くなっているのが現状です。

また、賃貸物件のなかには、敷金と礼金がかからないものもあります。その場合は、清掃費として、修繕にかかる費用をあらかじめ支払うのが一般的です。

初期費用の取扱いは全国的に統一されているわけではなく、関西エリアでは敷金の代わりに保証金が必要となる場合もあります。物件によっては更新料を含んでいるケースもあるなど、さまざまな性格を備えているのが特徴です。

賃貸物件を借りる際には、契約した月の翌月分まであらかじめ家賃を納める必要があります。たとえば、15日に入居する場合には、半月分の家賃と翌月の家賃の合計1.5ヶ月分が必要です。

仲介手数料は、仲介を行った不動産会社に支払う手数料のことであり、家賃の0.5~1ヶ月分に消費税を加えたものとなるケースが多いです。また、なかにはキャンペーンなどで無料になる場合もあります。

賃貸物件を借りる際には、原則として火災保険への加入が必須となるため、その保険料も必要です。2年契約の場合は、事前に2年間分の保険料を支払うのが一般的であり、合計で1~2万円程度が目安となります。

鍵の交換は任意であるものの、防犯対策のために依頼するケースがほとんどです。交換費用は物件によって若干の違いがあり、目安は1~2万円程度だといえます。

初期費用の目安

初期費用は1ヶ月あたりの賃料によって大きく変化します。ここでは、家賃15万円の物件において、いくつかの例をもとに具体的な計算をしてみましょう。

なお、入居までにかかる金額としては、以下で計算する初期費用のほかに引越しの費用も見ておく必要があります。

敷金と礼金、仲介手数料がすべて1ヶ月分である場合は、敷金と礼金が各15万円となります。また、仲介手数料は消費税(10%)込みで16万5,000円です。

火災保険料と鍵の交換費用はそれぞれ2万円として見積もり、管理費は8,000円と設定しましょう。また、月の1日から入居する場合、前家賃は1ヶ月分です。

すると、実際の計算式は以下のとおりとなります。

敷金:15万円

礼金:15万円

仲介手数料:16万5,000円

火災保険料:2万円

鍵交換費用:2万円

管理費:8,000円

前家賃:15万円

=66万3,000円

このケースでは、初期費用が家賃の4倍以上となるのです。

月の20日から入居

このケースでは、敷金は15万円となるものの、礼金はかかりません。また、仲介手数料は消費税込みで16万5,000円となります。

火災保険料と鍵の交換費用はそれぞれ2万円として計算し、管理費は8,000円と設定しましょう。そこに前家賃を加えますが、今回は月の20日から入居するため、少し計算が複雑になります。

日割り家賃として、月の残りの10日分を払わなければなりません。家賃15万円を30日で割ると、1日あたり5,000円のため、10日分として5万円がかかります。

さらに、翌月分の家賃として15万円が必要となり、合計は以下のようになります。

敷金:15万円

仲介手数料:16万5,000円

火災保険料:2万円

鍵交換費用:2万円

管理費:8,000円

日割り家賃:5万円

前家賃:15万円

=56万3,000円

初期費用を抑える方法

細かな物件の条件によって、初期費用には大きな差が生まれます。ここでは、少しでも初期費用を抑えるために知っておくべきポイントを見ていきましょう。

敷金・礼金は初期費用を大きく左右するポイントであり、多いところでは家賃の3ヶ月分程度の金額が必要なところもあるものの、場合によってはかからない物件もあります。そのため、まずは敷金や礼金を抑えることが重要です。

LIFULL HOME’Sのポータルサイトでは、敷金や礼金がかからない物件を絞って検索することができます。

ただ、敷金のない物件は、代わりに清掃費を支払うケースが多い点に注意が必要となります。また、敷金には家賃不払いの担保といった性質もあり、保証会社へ家賃の半額分の支払いが求められることもあるため、よく条件を確認しておきましょう。

初期費用を抑えるためには、フリーレント物件を利用するのも1つの方法です。フリーレント物件とは、入居後の一定期間において、家賃がかからない部屋のことを指します。

フリーレントの期間は1~3ヶ月分が一般的であるものの、なかには半年近くもの家賃が無料となるケースもあります。入居後の家賃負担が少なくなるため、実質的に初期費用を削減できるのです。

ただ、フリーレントは借り手が見つからない際の対策として行われることも多いため、好条件の物件を見つけるのは少し難しい面もあります。そのため、そのほかの条件もきちんと調べたうえで、慎重に検討することが重要です。

物件を取り扱う不動産会社のなかには、仲介手数料を0.5ヶ月分などに引き下げていたり、無料にしていたりするところがあります。また、期間によっては、家賃のキャッシュバックなどのキャンペーンが行われていることもあります。

・初期費用には敷金・礼金のほかに仲介手数料や保険料、鍵交換代、前家賃などのさまざまな項目がある

・退去時に敷金は物件の使用状態によって変わるものの原則返還されるが、礼金は返還されない

・月の途中で入居する場合、前家賃は日割りで計算される

・初期費用を抑えるためには、敷金や礼金がかからない物件を探すのがポイント

・フリーレントの物件を利用したり、仲介手数料のかからない物件を見つけたりするのも1つの方法

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June 23, 2020 at 09:22AM
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