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Tuesday, July 14, 2020

分業制で多くなった? パ・リーグ規定投球回未満の“2桁勝利”を振り返る(Full-Count) - Yahoo!ニュース

シーズン2桁勝利のためには、多くの登板機会と投球回が重要となってくるが…

「シーズン2桁勝利」という記録は、投手にとっては大きな勲章の1つである。先発投手として2桁勝利を挙げた投手は、シーズン中の大半の期間をローテーション投手として過ごし、規定投球回にも到達していることがほとんどだ。登板数の多さや、1試合で投じたイニング数といった要素は勝ち投手の権利を得る確率にも繋がってくる数字であるため、こういった傾向が表れるのも当然と言えよう。 【写真】「たまたま会いましたー!」 西武山川が巨人坂本と撮った奇跡の2ショットを公開しファン興奮  しかし、当該シーズンに規定投球回に到達することなく、シーズン2桁勝利を記録した投手たちも過去には少なからず存在している。1試合平均の消化したイニング数が少なかった、シーズン中に離脱した期間があった、先発としてではなくリリーフとして勝ち星を積み重ねた……というように、投球回が少ないにもかかわらず2桁勝利を記録できた理由は、各投手によってさまざまだ。  また、2017年には規定投球回到達者が13名いたものの、2018年には9名、2019年は6名と、その数は年を経るごとに減少傾向にある。球界全体で早めの継投策が多くなっていることがその背景にはあるだろうが、そういった事情は規定投球回未到達で2桁勝利を記録した投手の人数に、どのような影響を及ぼしているのだろうか。  今回は、直近10年間のパ・リーグにおいて、規定投球回に到達することなくシーズン2桁勝利を記録した投手たちを紹介。その顔ぶれを確認していくとともに、そこから見えてくる傾向についても探っていきたい。

該当者の人数は、各シーズンごとに大きくばらつく

 まずは、直近10年間のパ・リーグで、規定投球回未到達ながらシーズン2桁勝利を記録した投手たちを紹介していきたい。その結果は、表の通りとなっている。

 以上のように、大半のシーズンにおいては、0~2名と決して多くはない数字にとどまっていた。中には、2013年と2017年のように2桁勝利を挙げた投手が全て規定投球回に到達したシーズンも存在。2桁勝利を挙げた投手の大半は、同時に規定投球回にも到達していたと考えてよさそうだ。  また、攝津正氏は、2014年から2年連続で規定投球回未到達での2桁勝利を記録。この2年間の勝利数と投球回は全く同じで、敗戦数も1つ違いとかなり近似した数字を残していた。17勝・防御率1.91で沢村賞を受賞した2012年の活躍を筆頭に、2011年に14勝、2013年に15勝を挙げ、ホークスのエースとして活躍した攝津氏ならではのピッチングのうまさが、投球回が少ない年にも安定して2桁勝利に到達できた理由だろうか。  また、ほぼリリーフとしての登板だけで10勝を挙げて新人王に輝いた2010年の榊原氏をはじめ、シーズン途中で抑えから先発に転向した2016年の増井投手や、先発とリリーフを兼任しながら2桁勝利を挙げた2016年の高梨投手と2018年の石川投手のように、該当シーズンにリリーフとしての登板が少なくなかったがゆえに、規定投球回に到達しなかったケースも。こういった例も、投手分業が進みつつあるからこその現象と言えそうだ。  また、今回取り上げた16名の投手は全て、当該シーズンの敗戦数が1桁にとどまっていることも特徴的だ。上記の投手たちは、いわば登板数やイニング数が少ない中で効率的に白星を重ねてきた。そのためには高い勝率を維持しなければならないのは自明であり、各投手の敗戦数の少なさは、それだけ効率よく勝ち星を重ねてきたことに証でもあるだろう。

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