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Monday, August 3, 2020

【ホームズ】バス・トイレ別の物件に入居するメリットとは? デメリットもチェックしよう | 住まいのお役立ち情報 - LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)

賃貸物件を探すうえで“バス・トイレ別”を絶対条件にする人も多いでしょう。しかし、具体的にどのようなメリットがあるのか認識している人は少ないかもしれません。

そこで今回は、新生活をスタートさせる部屋を探しているという人に向け、“バス・トイレ別”の物件に住んだ場合に得られるメリット、そしてデメリットについても解説していきます。

浴室の種類は物件の大きな特徴のひとつです。今回の記事を読み、ぜひ物件を決める際の参考にしてみてください。

バス・トイレ別

“バス・トイレ別”とは、文字どおりバス(浴室)とトイレが別々の個室になっている状態を指します。“セパレート“と呼ばれることもあり、物件探しの際にはこだわり条件として掲げる人も多いでしょう。

一方、バスとトイレが独立していない設備として“ユニットバス”が挙げられます。ユニットバスとは、防水仕様が施された壁や浴槽などをあらかじめ製造し、それらのパーツを現場で組み立てるという方法でつくられた浴室のことです。

3点ユニットバス

このユニットバスには主に2種類があり、まずはバスとトイレ、洗面台が同じ空間にある3点ユニットバスです。

3点ユニットバスは賃貸住宅での限られた空間を有効活用できるため、特に一人暮らし向きの物件で多く採用されています。またユニットバスと聞いて、このタイプをイメージする人は多いでしょう。

2点ユニットバス

もうひとつは、バス・洗面台が同じ空間にある2点ユニットバスです。こちらはユニットバスではありますがトイレは別空間になっているため、セパレートであるといえるでしょう。

必ずしも「ユニットバス=バス・トイレが一緒というわけではない」ことを覚えておきましょう。

バス・トイレ別の物件に入居するメリット

では、バスとトイレがそれぞれ独立している物件に住むメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。3点ユニットバス(以下、ユニットバス)と比較しながら、代表的なメリット5つを紹介します。

ユニットバスの床は防水加工の施された素材となっていますが、体を洗うことができるのは実質的に浴槽の中になります。浴槽にお湯を張っている場合、体の泡を洗い流すと浴槽のお湯が泡まみれになることもあります。

バス・トイレ別の場合は、浴槽の外側に体を洗うスペースがあり、浴槽内と比べて広さもあるためゆったりと体を洗うことができます。また、洗い流す際も浴槽のお湯が汚れることはありません。

上記で説明したとおり、ユニットバスでは体を洗ったときの泡が浴槽のお湯を汚してしまうことがあるため、すぐにお湯を抜いてしまうことが多いでしょう。

そのため、お湯を張って浴槽に浸かる機会が減ってしまい、シャワーだけで済ます日が多くなりがちです。また、トイレが同じ空間にあるために圧迫感を抱くこともあり、物理的にも心理的にもゆっくり浴槽に浸かることが難しいといえます。

バス・トイレ別の場合は浴室が独立しているので、気兼ねなく浴槽にお湯を張れます。体を芯から温められるチャンスは多くなるでしょう。

ユニットバスの場合、友人や恋人、家族などが泊まりに来るなどしてお風呂を貸している間は、入居者がトイレを使うことができません。

バス・トイレ別の物件であれば、このような心配はいりません。トイレとお風呂を別々に使用できるので、それぞれ同時に利用することが可能です。

浴室では、シャンプーやリンス、ボディソープ(せっけん)といったものを置く場所が必要です。スペースの限られたユニットバスでは、これらのものを置く場所に困ることが多いでしょう。

洗面台の下にバス用品を置くスペースが小さく設けられているユニットバスも多いですが、これだけでは不十分な場合もあります。

トイレが別になっている2点ユニットバスや、浴室が独立している場合では、もともと収納スペースが付いていることがほとんどです。また、もし収納が付いていなかったとしても、新たに収納できるグッズを取り付けるスペースがあるでしょう。

ユニットバスでシャワーを使う際には、浴槽とトイレを仕切るシャワーカーテンが必要です。このシャワーカーテンは防水加工がされていますが、狭い空間なだけに、乾きづらいという特徴があります。

そのため、シャワーカーテンに付いたせっけんカスなどを洗い流したり、換気扇を長めに回したりといった注意を払っても、カビなどが発生してしまうことも。

バス・トイレ別の浴室でも定期的な掃除は必要ですが、ユニットバスに比べて清潔な環境を保つことはそれほど難しくないでしょう。浴室に窓がある物件では、空気の入れ換えがしやすく、湿気をより取り除きやすいというメリットがあります。

バス・トイレ別の物件に入居するデメリット

バス・トイレ別の物件には多くのメリットを感じられますが、その半面、デメリットもあります。ここでは、バス・トイレ別の物件に入居するデメリットを2つ紹介します。

バス・トイレ別の物件にはたくさんのメリットがあることから、バス・トイレ別の賃貸物件を希望する入居者は多くいます。設備や設置の費用についてもユニットバスのほうが安く、バス・トイレ別の物件では設備の初期投資費用が多くかかります。

これらの理由から、ユニットバスよりもバス・トイレ別の物件のほうが家賃は高い傾向にあります。家賃を理由に、ユニットバスの賃貸物件を選ぶという人も少なくありません。

アパートやマンションの専有面積には、リビングや寝室などの居室のほかにキッチンやクローゼット、そして浴室、トイレなども含まれます。

賃貸物件を比較する際、専有面積がおおよそ同じである場合、バス・トイレ別の物件のほうがそれぞれに占める面積が多いため、居室として使えるスペースは狭くなりがちです。

バス・トイレ別でも、ユニットバスの物件であっても、専有面積だけで広さを判断するのではなく、実際に内見したときの広さの印象を大切にするようにしましょう。

浴室のタイプが“バス・トイレ別”なのか“ユニットバス”なのかの違いは、実際に入居してみてから大きく実感するポイントだといえます。

紹介したメリット・デメリットは必ずしもすべての人に当てはまるわけではなく、個々の生活スタイルや考え方によるところもあるでしょう。

一人暮らしで仕事が忙しく、家には寝に帰るだけという場合は、掃除が1ヶ所で済むユニットバスのほうが気楽なケースもあります。

一度入居してからでは再度の引越しは費用面でも手間の面でも大変です。バス・トイレ別の物件のメリットとデメリットをよく把握して、物件を決めるようにしましょう。

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August 04, 2020 at 10:04AM
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