常喜眞理「女のココロとカラダ講座」
毎日、体がだるく、会社に行くと足腰が冷えてつらい……と、げっそりした顔で外来にいらした30代後半のUさん。通勤には小一時間かかるという。電車を利用する際は、弱冷房車に乗るなど気をつけているが、会社内のエアコンは勝手に調節ができず、とても寒いという。席も冷気の吹き出し口の近くだったので、上司と相談し、なるべく冷風が直接当たらない場所に変えてもらった。長袖カーディガン、膝掛けなどを使っても、一向に足腰の冷えが治らないとのこと。
なるべく湯船につかって
もともと冷え性の自覚はあり、冬はもちろんだが、夏の冷房が利いた室内はいっそうつらいという。すでに気をつけているようだったが、改めて、飲み物は温かいものを心がけ、夜はなるべく湯船につかり体を温めてほしいとアドバイスした。会社では腹巻き、もしくは、おなかの周囲を覆う下着の着用を勧めた。 それでも冷えが強いようであれば、冬に使うカイロを背中に当てるか、電気座布団などを利用するといい。お尻から背骨の脇には交感神経が走行しているので、冷えることで、よりストレスを感じやすい。何か所かポイントを選ぶなら、背骨に沿って温めよう。
たんぱく質をしっかり
食事にも気をつけたい。食欲もなくなり、ついついのどごしがいい麺類などの炭水化物に偏りがちになるが、筋肉を衰えさせず、免疫力も落とさないためには、しっかりとたんぱく質を取ること。 「暑い時期に火で調理するのは嫌だ」という方は、電子レンジレシピも数多く公開されているので、チャレンジしてみてはどうだろうか。私は、鶏のささみを電子レンジで蒸し鶏にしておき、冷蔵庫に常備している。サラダや酢の物、冷やし中華にも添えることができ便利だ。
冷えは食欲低下、めまいにも
この季節、冷房をつけないでいると、逆に熱中症の危険がある。ちょうどよい温度というのは、なかなか難しい。冷房で冷え過ぎると、高温の屋外へ出たときの変化に体が追いつかない。 体温調節には自律神経が関係している。そのため、体温の調節がうまくいかないと、自律神経の機能も乱れる。そうなれば、冷えのほか、食欲低下、めまい、むくみ感、胃腸の不調など様々な異常が起きる。 40歳になったばかりのFさんは、「胃もたれが続く」と訴えて来院された。胃液が食道に上がってくる逆流性食道炎でも、胃もたれ症状を感じることが多い。Fさんは、以前処方された胃酸を抑える薬(逆流性食道炎の治療薬)を2週間ほど飲んだが、効かないとのことだった。 子供の頃から時々、同じ症状を繰り返していて、「胃腸が弱い体質」と思っていた。疲れたり、風邪を引いたり、緊張したりすると、すぐにおなかが痛くなり、下痢になる。こういう人は結構多い。胃腸の動きにも自律神経が関わるので、体調や環境のストレスが影響している。 症状があるから悪い病気がある、というわけではない。胃腸の内視鏡検査の結果に異常がないのに、不調が続く場合も多い。胃腸薬は、腸内細菌を整える整腸薬や胃液を抑えたり胃粘膜を保護したりする薬がほとんどなので、このような症状に即効性は期待できない。
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August 15, 2020 at 06:58AM
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会社の冷房がつらい女性 むくみや胃腸の不調にも…体を温めるならこのポイントを(読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース
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