Pages

Saturday, December 12, 2020

車のヘッドライトはどこで交換する?各業者の特徴や費用を紹介 | カルモマガジン - カルモマガジン

ヘッドライトはディーラーやカー用品店などで交換できますが、業者によって工賃に差がある上に、ヘッドライトのタイプによっても交換費用が異なります。そのため、事前に各業者の特徴や自身の車に適したヘッドライトの見分け方を押さえておくことで、安心してヘッドライト交換を行えるようになります。そこで、ヘッドライト交換前に知っておきたい情報を、交換費用の目安と併せてご紹介します。

【この記事のポイント】
✔バルブはおもに3種類あり、種類によって交換費用が異なる
✔メーカー保証を使えば無料で交換できることも
✔光量不足はヒューズや黄ばみが原因の場合もあるため、交換前に確認を

ヘッドライトはどこで交換できる?各業者の特徴と価格を徹底比較!

ヘッドライトの交換は、おもにヘッドライト自体の交換と、バルブと呼ばれる電球の交換があります。
どちらもディーラーや整備工場などに依頼できますが、業者によってメリット、デメリットが異なるため、事前に各業者の特徴を知っておくことが重要です。
まずはヘッドライトの交換ができる業者と、それぞれの特徴を見ていきましょう。
なお、ここで紹介する工賃は、ヘッドライトのバルブ交換1ヵ所の金額です。

〈ヘッドライト交換の費用と業者の特徴〉

依頼先 工賃の目安 特徴
ディーラー バルブ交換:4,000円程度 ・純正パーツで交換してもらえる
・設備が整っていて整備士の技術力が高い
・費用が高め
整備工場 バルブ交換:2,000円程度 ・自動車整備士に対応してもらえる
・ディーラーよりもコストを抑えられる
・希望のバルブを置いていない可能性がある
カー用品店 バルブ交換:550~1,500円程度 ・工賃が安い
・全国チェーンの店ならメニューと料金が明確
・技術力にばらつきがある
ガソリンスタンド バルブ交換:2,500円程度 ・自宅近くに店舗があることが多い
・24時間営業の店なら遅い時間でも交換できる
・技術力にばらつきがある

ディーラー

ディーラーでヘッドライトを交換してもらう最大のメリットは、安心感があることです。ディーラーはメーカーの正規取引店なので、純正パーツを使って交換してもらうことができ、工場の設備や整備士の技術の質も高いという特徴があります。一方で、費用が高い傾向にあるのがデメリットです。
ディーラーでヘッドライトを交換する場合、バルブ交換だけでも4,000円以上の工賃がかかってしまうケースも多いです。そのため、コストはかかっても安心できるところへ依頼したい方に向いているといえます。

整備工場

整備工場でもヘッドライトを交換してもらうことができます。整備工場は地方運輸局長の認証を得た工場で、自動車整備士が所属しているため、技術力のあるスタッフに対応してもらうことが可能です。
工賃はディーラーで交換するよりも安めで、バルブ交換のみの工賃の目安は2,000円前後となります。車検や定期点検などで長年利用している場合などは交換費用を値引きしてもらえる可能性もあり、コストを抑えたい場合にも向いています。
ただし、車のメーカーや車種によっては、規模の小さい整備工場などでは対応できるバルブの在庫がない可能性もあります。

カー用品店

タイヤをはじめとした車の各種パーツを取り扱うカー用品店でも、ヘッドライトの交換を依頼することができます。全国に多くの拠点があるチェーン店であれば、メニューや工賃が明確で、自宅近くの店舗で気軽に依頼できるというメリットがあります。
カー用品店でのバルブ交換の工賃は、安いと500円台のところも。ほかのどの業者よりも費用を安く抑えやすいのが魅力です。一方で、スタッフ全員が車に精通しているとは限らないため、店舗によって技術力に差があるのがデメリットです。そのため、利用のしやすさやコストパフォーマンスを重視したい方に向いている業者といえます。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドでヘッドライトを交換する際は、一般的にバルブ交換のみで2,500円ほどの工賃がかかります。カー用品店と同様に全国に店舗があり、24時間営業の店などは比較的遅い時間まで対応してくれることも多いため、自宅近くのガソリンスタンドですぐに交換してもらえるのが最大のメリットです。
しかし、店舗によって技術力に差があるのは否めません。ガソリンスタンドでヘッドライト交換を行う場合には、信頼できる店舗を事前に探しておく必要があるでしょう。

ヘッドライトの種類別、特徴と交換費用の目安

ヘッドライト交換の際は、工賃のほかに交換用バルブの部品代も必要になります。ヘッドライトのバルブはおもに「ハロゲンランプ」「HID」「LED」の3種類があり、特徴も価格もそれぞれ異なります。
自身の車のヘッドライトがどの種類にあてはまるのか、価格の目安と併せてチェックしておきましょう。

ハロゲンランプ

ハロゲンランプ

・特徴
ハロゲンランプは、1990年代にHIDが登場するまで、ヘッドライトのほとんどに使用されていたタイプです。フィラメントと呼ばれる電球の中にある細い線が発光することで、対向車に優しい淡い暖色系の光を放つのが特徴です。
雨や霧の中でも前方を明るく照らすことが可能で、比較的安く入手でき、自分で交換することができるのもメリットといえるでしょう。一方で、HIDやLEDほどの明るさはなく、消費電力が多い上に寿命が短いというデメリットもあります。

・価格の目安
1,000~2,000円

ハロゲンランプをディーラーで交換する場合は、純正のハロゲンランプを使用することで部品代が高めになることがあります。一方、カー用品店では店内商品から安めの種類を選ぶことも可能なため、メーカーなどにこだわらない場合はコストを抑えることができるでしょう。

HID(High Intensity Discharge lamp)

HID(High Intensity Discharge lamp)

・特徴
HIDは高輝度放電ランプともいい、1990年代に普及が始まりました。ハロゲンランプのようにフィラメントがなく、空中放電を起こすことで発光するため、寿命が長いのが特徴です。
HIDはヘッドライトのバルブの中で最も明るい光を発し、消費電力も35〜55Wと省電力です。さらに、カラーバリエーションが豊富という魅力もあります。一方で、点灯してから最大の光量に達するまで5〜10秒ほどかかるため、ハイビームを多用する場合には向いていないでしょう。

・価格の目安
2,000円〜10,000円

HIDは電圧の負荷が大きく、交換作業を誤るとほかの電気系パーツが焦げたり、スパークして火災を引き起こしたりする危険性があり、交換には専門知識が必要になります。そのため、工賃がほかのバルブよりも高くなる傾向があります。
また。ヘッドライト本体をハロゲンランプからHIDへ交換したいケースでは、専用のキットが必要になるため、50,000円ほどになる可能性があります。

LED(Light Emitting Diode)

LED(Light Emitting Diode)

・特徴
LEDとは、発光ダイオードを使ったライトのことをいいます。寿命が長く、最大で15年ほど発光し続けるため、車を購入してから手放すまで一度も交換する機会がない可能性もあります。消費電力は約20Wと少なめで、発熱もほとんどありません。
明るさはHIDに劣りますが、すぐに最大の光量に達します。このような特徴から、今後はLEDの普及が進むと考えられています。

・値段の目安
2,000円〜10,000円

LEDは本体と一体化しているタイプが多く、バルブのみの交換ができるタイプは多くありません。なお、ヘッドライト本体をハロゲンランプからLEDに交換する場合、配線などがそのまま使用できることから、交換費用は総額で10,000~30,000円ほどになります。

メーカー保証を使えば無料で交換できる

ヘッドライトの交換は、バルブのみでも約3,000円〜15,000円、ヘッドライト本体を丸ごと交換するとなると、タイプによっては50,000円以上の費用が掛かり、大きな負担となります。
ただし、新車で購入した場合には、メーカー保証の期間内であれば無償でヘッドライトを交換してもらうことができます。また、中古車でも中古車販売店が保証する期間内であれば、無料での交換が可能です。特にディーラーで購入した中古車の場合はディーラー保証が付いていることもあるため、ヘッドライトの交換が必要となった際は、まずは保証が適用されるかどうかを確認しておきましょう。
なお、中古車では、購入後すぐに不具合が生じた場合は、保証の有無に関係なく整備不良として無料交換してもらえることもあるので、購入した業者に確認してみましょう。

ヘッドライトのバルブだけならセルフ交換も可能!

ヘッドライトのバルブだけならセルフ交換も可能!

ヘッドライト本体ではなく、バルブ、いわゆる電球だけを交換したい場合は、ハロゲンランプであれば自身で行うことができます。バルブ交換の手順について確認しておきましょう。

〈ヘッドライトの球を自分で交換する手順〉

  1. ボンネットを開け、ヘッドライトの後ろにあるヘッドライトコードを確認する
  2. ヘッドライトコード先端のコネクターを取り外す
  3. バルブの位置を確認する
  4. バルブ裏のゴムカバーを取り外す
  5. バルブを固定しているストッパーを取り外す
  6. バルブ本体を外す
  7. ガラス管に触れないよう、新しいバルブを取り付ける
  8. ストッパーを取り付けて固定する
  9. バルブ裏のゴムカバーを取り付ける
  10. コネクターを取り付け、ライトが点灯することを確認する

上記の手順を行う際は、安全のためにも消灯直後は避け、手袋を着用して行いましょう。ヘッドランプのスイッチが切れていることを事前に確認しておくのも重要です。

なお、ヘッドライト本体の交換はバンパーを外す必要があり、かなり大掛かりな作業となるため、業者に依頼したほうが安心です

ヘッドライト交換の前に確認しておきたい球切れ以外の原因と対処法

ヘッドライトのバルブ交換を検討するきっかけは、ヘッドライトをつけても暗かったり、明かりがつかなくなったりすることが多いですが、同じ症状でもバルブ以外に原因がある場合があります。起こりやすい原因と対処法を、バルブを交換する前に確認しておきましょう。

ヘッドライトが両方つかなくなったときはヒューズが原因の可能性も

ヘッドライトが両方つかなくなったときはヒューズが原因の可能性も

ヘッドライトがつかなくなるおもな原因は球切れですが、左右両方のヘッドライトが点灯しなくなった場合には、電装部品を過電流から保護するヒューズという部品が原因の可能性があります。

ヒューズの状態を調べるには、ヒューズボックスの中の銅線を確認します。動線が切れている場合はヒューズが原因でライトが点灯しなくなっているため、ヒューズを交換することで解決できるでしょう。

ヒューズボックスの位置は車によって異なりますが、ダッシュボードの裏やエンジンルームにあるケースが大半です。事前に取扱説明書を読んで場所を確認しておくとスムーズです。なお、自身での確認が難しいときは、近くのディーラーや整備工場で車をみてもらうのがおすすめです。

光量の減少はヘッドライトの黄ばみが原因の場合も

光量の減少はヘッドライトの黄ばみが原因の場合も

HIDやLEDなど明るいライトを使用しても十分な明るさが得られないときは、ヘッドライトカバーの黄ばみが原因かもしれません。
ヘッドライトは、紫外線を浴びたり細かな傷がついたりすると黄ばみが目立つようになります。黄ばみがあると光量が下がるほか、放置するとヘッドライトの表面がひび割れて、最悪の場合はヘッドライトの本体ごと交換しなければならなくなります。
ヘッドライト本体の交換は大きな出費となるため、ヘッドライトの黄ばみが目立ってきたときの対処法を知り、悪化する前に対処しましょう。以下でヘッドライト表面の黄ばみを取る手順を解説します。

〈ヘッドライトに黄ばみが出てきた場合の対処法〉

  1. ヘッドライト表面の汚れやほこりを水で流す
  2. マスキングテープでヘッドライトの周りを保護する
  3. 耐水ペーパーに水分を含ませてヘッドライトの表面を磨く。
    このとき、耐水ペーパーは目が粗いものから細かいものに段階的に変えていく
  4. コンパウンドを使って研磨する

ヘッドライトに泥や砂、ほこりなどが付いている状態で磨くとさらに表面を傷つけてしまうおそれがあるため、必ず最初に水洗いをしましょう。なお、ヘッドライトの内側の黄ばみが気になる場合には、ヘッドライトカバーを外してから内側をコンパウンドで磨く必要があります。ヘッドライトカバーの取り外しや取り付けに自信がない方は、業者に依頼した方ほうが安心です。

ヘッドライトが故障したまま車を運転するのは違反!

ヘッドライトが故障したまま運転することは、道路交通法第62条により禁止されており、7,000円の罰金と違反点数1点の減点が科せられます。そのため、ヘッドライトが故障したら、安全のためにもすみやかに交換しなければなりません。
ヘッドライトの故障に気づかず運転を続けてしまう事態を避けるためにも、日頃からヘッドライトが点灯するか、十分な明るさを保っているかなどのチェックを行うとともに、球切れを起こす前にバルブ交換をしておきましょう。

ヘッドライトの故障や異常を防ぐ方法

ヘッドライトの故障や異常を防ぐ方法

ヘッドライトが点灯しなくなる理由のひとつとして、電球の寿命が挙げられます。
ヘッドライトをつけたままにしないことはもちろんですが、ハロゲンランプやHIDは、ヘッドライトを頻繁につけたり消したりすると寿命が短くなる傾向があるため、使い方にも注意が必要です。
また、定期的にヘッドライトがつくかどうかをチェックするのも、故障や異常を未然に防ぐポイントになります。明るさが落ちてきたら、交換時期が近いと判断しましょう。
自分自身で明るさの違いがわからない場合は、ディーラーや整備業者の点検を受けるのがおすすめです。

車に関する突発的な出費を避けたいならカーリースも要チェック!

ヘッドライトの交換をはじめ、車には突発的な出費がつきものです。加えて、定期的に支払いが必要な税金や車検費用を含めると、維持費がまとまって必要になる月も出てきます。タイミングによっては、大きな負担になりかねません。

車の維持費を心配することなく車に乗りたいときは、定額料金で新車に乗れるカーリースがおすすめです。

ずっと定額

例えばカーリースの定額カルモくんでは、頭金不要で月額料金だけで新車に乗り始めることができる上、月額料金に自動車税(種別割)や自動車重量税などの税金や自賠責保険料、各種手数料が含まれているため、毎年の税金や車検費用も定額になり、大きな出費に悩まされることがなくなります。

さらに、メンテナンスプランに加入すれば、一部消耗部品の交換費用や工賃、車検基本料も定額にできるほか、メーカー保証と同程度の補償を契約期間中にわたって受けられたり、返却時の原状回復費用が補償されたりと、さらに安心してカーライフを送れるようになります。

メンテバナー

ヘッドライト交換は早めに行うのがベスト

ヘッドライトは前方を明るく照らすだけでなく、周囲に存在を知らせるためにも重要なパーツです。走行中に突然球切れを起こすなどのリスクを防ぐためにも、交換時期の目安を参考にして早めに交換を行いましょう。

よくある質問

Q1:ヘッドライトの交換はどこを変えるの?

A:ヘッドライトの交換には、大きく分けて、ヘッドライト本体の交換と、バルブと呼ばれる電球の交換があります。ヘッドライト本体の交換は、故障したときやバルブの種類を変えたいときに必要です。一方バルブ交換は、球切れなどにより行うことが一般的です。

Q2:ヘッドライトのバルブの種類を教えて!

A:ヘッドライトのバルブには、ほかの種類が出てくるまで一般的に使われていたハロゲンランプ、最も明るい光を放つHID、省電力で約15年使用できるLEDなどがあります。この中でバルブのセルフ交換が可能なのはハロゲンランプのみとなります。

Q3:ヘッドライトがつかないときはバルブを交換すればいい?

A:ヘッドライトがつかなくなる一般的な原因は球切れですが、両方のヘッドライトが同時につかなくなったときは、ヒューズが原因の可能性もあります。また、明るさが弱いときは、ヘッドライトカバーの黄ばみが原因の場合もあります。

※記事の内容は2020年11月時点の情報で制作しています。

カルモマガジンではガソリンチケットプレゼントなどのお得な情報や最新の車情報、車生活のお役立て情報などをメルマガにて配信しています。

一本化_メルマガ登録

Let's block ads! (Why?)


からの記事と詳細 ( 車のヘッドライトはどこで交換する?各業者の特徴や費用を紹介 | カルモマガジン - カルモマガジン )
https://ift.tt/2LneSd4

No comments:

Post a Comment