「立春」の3日早朝に搾った生原酒をその日のうちに予約者に届ける「立春朝搾り」の出荷作業が同日、磐梯町の榮川酒造磐梯蔵で行われた。全国44蔵で展開され、本県では唯一、日本名門酒会福島支部と榮川酒造が共同で取り組み、今回で18回目。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同支部の会員と杜氏(とうじ)を除き、同社社員約20人で箱詰めなどの作業に精を出した。無病息災、家内安全、商売繁盛に加え、今年はコロナ禍の収束を祈願し、約1万2500本を発送した。
朝搾りは火入れしない純米吟醸原酒で、磐梯町産酒造好適米「美山錦」を使っている。720ミリリットル入りで1600円(税別)。
榮川酒造の宮森優治取締役は「今年はほど良い甘みに仕上がった。香り高く、春らしいフレッシュ感を堪能してもらいたい」と話した。
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