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Monday, May 10, 2021

サイバー攻撃受けた米パイプライン会社、週末までの復旧を約束 - ブルームバーグ

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サイバー攻撃を受けた北米最大の石油パイプライン運営会社、米 コロニアル・パイプラインは10日、ガソリンその他燃料の輸送停止を余儀なくされたサイバー攻撃からの実質的な全面復旧を週末までに果たす方針を示した。

  同社はテキサス州からニュージャージー州へ延びているパイプラインについて、一部が段階的に復旧しつつあると説明した。今回の攻撃を受けて燃料が不足し、米東部沿岸の人口の多い地域に影響が広がるとの懸念は、これで一部和らいだ。同社がパイプラインの操業を再開するまでの間、地域の貯蔵タンク内にある在庫で需要を十分に満たせるかが当面の課題となる。

  同社の10日発表文書によると、ノースカロライナ州グリーンズボロの貯蔵施設とメリーランド州ボルチモアを結ぶパイプラインの一部は「既存在庫が利用可能な限られた期間」で操業を再開した。ただ、通常であればニューヨーク市場向け供給分の最大3倍近くの輸送が可能なテキサス州南部からノースカロライナ州までの区間は、操業を停止したままとなっている。

グランホルム・エネルギー長官がパイプラインへのサイバー攻撃について語る

Source: Bloomberg)

  米連邦捜査局(FBI)は同日、今回のサイバー攻撃はハッカー集団「ダークサイド」による犯行だと指摘。バイデン大統領は、ロシアがハッキングに関与したという明らかな兆候はないと述べた。

  一方、ダークサイドはダークウェブへの投稿で直接の関与を否定し、関連グループが今回のサイバー攻撃の背後にいた可能性を示唆した。

  ホワイトハウス当局者は、パイプラインに物理的な損傷はなく、燃料不足もみられないと説明。テキサス州からのガソリンとディーゼルの緊急輸送はすでに、トラックでアトランタなど南東部の各都市に向かっている。一方、フィラデルフィア国際空港を離発着する航空会社はジェット燃料の備蓄が枯渇しつつあり、新たな供給を「早急に」手配する必要が生じると広報担当者は述べた。

  グランホルム・エネルギー長官は今回のパイプライン閉鎖について、インフラがいかにサイバー攻撃の危険にさらされているかを浮き彫りにしたと指摘。ブルームバーグテレビジョンとのインタビューで同長官は「われわれがいかに完全に無防備かが分かる。通信や重要なインフラを対象としたランサムウェアによる攻撃の例が相次いでいる」と述べた。

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  コロニアルのジョー・ブラウント最高経営責任者(CEO)らはこの日、エネルギー省のターク副長官や州レベルの当局者に対し、同社がパイプラインの完全な運用制御を行っており、ランサムウエアが無力化されるまでは輸送を再開しないと確約した。

  18分間のオンライン会議で同CEOは、市場の一部で不足が生じる可能性があるとしながらも、そうした事態を防ぐために製油業者や販売業者などと協力していると述べたという。同会議に関与した関係者1人が、公に話す権限がないとして匿名で語った。

原題: Colonial Pipeline Reopens Section of Pipeline on ‘Limited’ Basis Gas Stations Are Running Dry as Hacked Pipeline Works to Restart Biden Energy Chief Says U.S. ‘Utterly Vulnerable’ to Hackers(抜粋)

(第3段落に操業再開の情報、第8段落以降にコロニアルCEO発言を追加して更新します)

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