Pages

Saturday, June 26, 2021

パワハラで退社した私の会社論「給料もらって利用せよ」 - 朝日新聞デジタル

 理不尽な上司の指示、面倒な人間関係、駒のように扱われる人事――。それでも、生きるために頼らざるを得ないのが会社です。小説家の津村記久子さんは、パワハラを受けて退社した経験があるのに、「会社を思いっきり利用せよ」と説きます。そのココロは?

 1978年生まれ。2005年、「マンイーター」でデビュー。09年に「ポトスライムの舟」で芥川賞。働く人を主人公にした作品多数。

「ここが全て」ではなかった

 新卒で入った会社を、10カ月で辞めました。理由は先輩からのパワハラです。自分のミスじゃないのに怒鳴られたり、仕事の電話をしてるだけなのに怒られたり、とにかく毎日がつらかった。

 「同じ思いをするかも」と思うとすぐに再就職するのは怖かったんですが、かといって、会社に入らなければ稼げません。9カ月後、別の会社に入りました。新しい会社は驚くほど居心地がよく、結局小説家を専業とするまでの10年半働きました。

記事後半は、会社員でいることの利点、コロナで変わる会社の意識を語っています。

 この体験を通じて実感したの…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

残り:1205文字/全文:1557文字

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( パワハラで退社した私の会社論「給料もらって利用せよ」 - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/3zZxTHk

No comments:

Post a Comment