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Monday, June 21, 2021

札幌の会社経営者殺害事件 元不動産会社社員に懲役22年判決|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

おととし、札幌市で会社経営者の男性を殺害したとして殺人などの罪に問われた男に、札幌地方裁判所は「酌むべき事情は何もない」などとして懲役22年を言い渡しました。

札幌市豊平区の無職、村井健被告(37)はおととし、不動産会社の社員だった当時、賃貸の仲介を担当していた札幌市北区の会社経営、阿部芳彦さん(当時76)の首を絞めて殺害したほか、顧客から預かった賃貸料などを着服したとして殺人と業務上横領の罪に問われました。
これまでの裁判で、検察は横領が発覚しないよう殺害したとして懲役23年を求刑したのに対し、弁護側は殺害については無罪を主張していました。
21日の判決で、札幌地裁の中川正隆裁判長は「被告は事件後に何度も現場の様子をうかがうなど犯人でなければ説明困難な行動をとっている」と指摘しました。
その上で「横領の発覚を免れるため強い殺意を抱いて犯行に及んでいて酌むべき事情は何もない」として懲役22年を言い渡しました。

【裁判員の記者会見】
判決の言い渡しのあと、審理に参加した裁判員と補充裁判員のあわせて3人が記者会見に臨みました。
裁判員を務めた38歳の男性は「法律的な知識がないので、量刑を決めるにあたって何年が妥当なのかや、どのように判断すべきか最後まで迷った」と話していました。
裁判では、直接的な物的証拠が無いなかで審理が進められましたが、補充裁判員として評議に関わった51歳の会社員の男性は「被告以外の第三者が関与した可能性を打ち消していく『消去法』的な感じだったので難しかったが、正しい評決を得られたと思う」と話していました。

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