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Tuesday, June 15, 2021

古いバンドエイド味に地球味も!?楽しみながらウイスキーを探せる画期的なサービス「RecoMentor」 - @DIME

はちみつ?オレンジの花?古いバンドエイド?新時代のウイスキーの探し方

RecoMentor(レコメンター)」は、ウイスキーをフレーバーから検索できるWebサービス。世界初の試みとなります。現在およそ2000種あるフレーバーのデータベースから、「はちみつ」「オレンジの花」などのフレーバーから検索したり、よく見かける6角形チャートから検索したりと、楽しみ方はあなた次第!

飲む前に味がわかる!?ウイスキー検索サイトがすごい

レコメンターの代表を務めるのは、大手コンサルティング会社勤務後独立し、さまざまな事業を手掛ける源由樹さん。サービス開発のきっかけは、「ユーザーの『好きだ、嫌いだ』という感覚的なものをテクノロジーやスマホを使って理解し、適切な提案をするような仕組みを作ろうと思ったことです」とのこと。将来的には、バーや酒販店でボトルがズラリと並んでいるところにスマホをかざすと、おすすめ銘柄が浮かび上がる機能なども考えているそうです。 

ところで、ウイスキーに限らず味覚はきわめて個人的なもので、数値化することは難しかったのでは。また、2000種ものウイスキーをどのように評価したのでしょうか? 

これについては、「業界最高クラスの酒販店でテイスティング用のウイスキーを30mlずつ買って、バーテンダーやテイスターに依頼し、フレーバーデータを作ってもらいました。最難関のマスター・オブ・ウイスキーの有資格者、日本トップクラスのバーテンダー、医師など、味覚と才能に優れた人たちがテイスティングしています」と源さん。

自分好みの運命の味に出合う3つの探し方

ウイスキーの検索方法は、【フレーバーチャートで探す】【フレーバータグで探す】【フレーバードラムで探す】の3通り。

【フレーバーチャートで探す】は、こんな画面からスタートします。

 

ワインの味の評価などでおなじみの6角形チャートの数値を自分で決めて、検索に進みます。ちなみに、「ウッディ」は樽の香り由来のフレーバー、「ワイニー」は樽熟成由来のフレーバー、「フルーティー」は果実のようなフレーバー、「フローラル」は酵母の働きによる花のニュアンスのあるフレーバー、「シリアル」は麦などの穀物を思わせる甘いフレーバー、「スモーキー」は燻されたようなフレーバーです。

こんな感じで、具体的な銘柄がサジェストされました。以前飲んでおいしいと思った「ボウモア12年」が登場して、ちょっと嬉しい気持ちに。

【フレーバータグで探す】は、こちら。

好みに合ったフレーバータグを16個選んで検索すればOK

【フレーバードラムで探す】は、ウイスキーの銘柄をいくつか知ってる人向け。

 

フレーバードラムとは、フレーバーの世界的権威であるAROMASTER社のアロマチャートに基づき、ウイスキーアロマを可視化したドラム(円形)チャートのこと。 

「マッカラン12年」「アードベッグ10年」「タリスカー10年」などから好みのもの、チャートの構成から気になるものを選べば、「この味が好きならこれも」という感じで、似た銘柄をすすめてくれます。 

高級ウイスキーは10分の1100分の1価格で似た味を探す

ウイスキーといえば、日本産も近年人気が高まり、価格も上昇傾向。たとえば、今なら埼玉県秩父市のイチローズモルトは、20万円近くになることも。レコメンターでは、ウイスキーの銘柄から検索できるため、「イチローズモルト」で検索→検索結果で登場した似た味の安い銘柄を買う、という楽しみ方もできるわけです。

「親がいつも飲んでいるウイスキーをプレゼントしたいけど高いから、似た味のものを探して買う」「いつも同じ銘柄を飲んでいるけど、違う銘柄も発掘したい」など、多彩な使い方がありそうです。

えっ、古いバンドエイドの香り?個性派ウイスキー紹介

ワイン、ビール、日本酒など、お酒にはさまざまな種類がありますが、ウイスキーはちょっと別格のイメージがあります。その魅力の一つが、フレーバーの多様性でしょう。レコメンターのフレーバータグを見ると、さまざまなフレーバーが目に飛び込んできます。これを眺めているだけで、味の表現力がアップしそうです。 

おもしろいのは、「地球」や「古いバンドエイド」。地球味のウイスキーって一体……!?

「地球」フレーバータグ1つだけで検索した中から、コスパのよさそうなものをセレクト。

 

「ジョニーウォーカー ダブルブラック」なら3000円以下で、「地球味」が味わえるようです。 

では、「古いバンドエイド」って?

こんなウイスキーが見つかりました。ラフロイグは、煙のような消毒液のような強烈な香りのウイスキーです。「古いバンドエイド」という表現にも納得です。

以上のように、これまで手に取ることもなかった銘柄を知れて、なかなか楽しい検索体験でした。実際に飲んで、答え合わせをする楽しみもありますね。好奇心に任せてフレーバータグであれこれ遊んで、気になるものを飲んでいるうちに、いつか運命の1本に出合えそう!

■レコメンター https://recomentor.net/

取材・文/木村悦子

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