G7サミット出席のため訪英中の文大統領 アストラゼネカ社に「韓国のワクチン生産能力を活用してほしい」と注文
主要7カ国首脳会議(G7サミット)出席のために英国を訪問中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は12日、新型コロナウイルスワクチンを開発・生産しているアストラゼネカ社のパスカル・ソリオ会長と会談した。 文大統領はパスカル・ソリオ会長に「(ワクチンを作って)輸入(させること)よりもワクチンの迅速な供給の方に重点を置いて下さったおかげで、世界各地が大変助かっている」とし「韓国は世界的なワクチン不足を解消するために積極的に協力する。アストラゼネカ社も世界へのより円滑なワクチン供給のため、韓国の生産能力を活用してほしい」と述べた。 文大統領はまた、「特にSKが技術移転を受けて国内で生産していたため、韓国国民はいっそう安心してワクチンの接種を受けることができた。また韓国が世界的なワクチン生産ハブへと飛躍する重要な第一歩となった」と感謝の意を表した。「アストラゼネカのワクチンは韓国で接種された最初のワクチンであり、最も多く接種されたワクチンでもあって、意義がとりわけ深い」とも述べた。 また文大統領は「アストラゼネカの下半期の供給も円滑に行われるよう協力してほしい」と要請した。大統領府のパク・キョンミ報道官がブリーフィングで伝えた。これに対しソリオ会長は「韓国が最優先の協力パートナーであることを考慮し、最大限の努力を傾ける。SKバイオサイエンスはワクチン生産の品質管理面で世界最高の成果をあげている企業であり、より長期にわたる生産協力関係を維持したい」と述べた。 全世界にコロナワクチンを供給している製薬会社であるアストラゼネカは、英国ロンドンに本社を置いている。コロナの世界的大流行を克服するためには迅速なワクチンの生産が必要だとの判断から、SKバイオサイエンスを含む15カ国の20以上の企業と協力関係を結んでいる。同社によると、現在80カ国でワクチンの承認を受けているという。 ソリオ会長は10日にウェブサイトにあげた文章で「オックスフォード大学とワクチン開発のための協力関係を結んだ際、全世界の保健を守ることが最大の優先事項であるため、我々は利益を考えずにワクチンを供給することを決めた」とし「20億ドーズのコロナワクチンが全世界で接種され、5億ドーズを寄付した」と明らかにした。 大統領府はこの日、文大統領とソリオ会長がコロナの次世代ワクチンと交差接種、また抗がん剤と心血管に関する研究開発について、アストラゼネカと韓国の製薬会社、保健産業振興院、国内のがんセンターなどとの協力についても意見を交わしたことを明かした。会談は22分にわたって行われた。 これに先立ち、文大統領は12日にG7サミットの開催地である英国のコーンウォールに到着している。 コーンウォール(英国)/イ・ワン記者、共同取材団 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
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