道内でも企業の職域接種が進む中、大手携帯電話会社でも5日から道内で、販売店で接客にあたる従業員などを対象に新型コロナウイルスのワクチンの職域接種を始めました。
携帯電話大手「NTTドコモ」は、先月21日から全国各地で職域接種を進めていて、道内でも5日から札幌市の北海道支社で接種を始めました。
会場には、道内の販売店やコールセンターで勤務する従業員などが訪れ、医師の問診を受けたあと、看護師から接種を受けていました。
この会社では、接客する機会が多い販売店のスタッフのほか、コールセンターや通信設備の保守・管理などの業務で在宅勤務が難しい従業員の接種を優先する方針で、9月上旬までにおよそ2700人に2回の接種を終えるとしています。
コールセンターで勤務する60歳の男性は「たくさんの従業員と接するうえでも接種は安心につながる」と話していました。
NTTドコモ北海道支社の本昌子支社長は「早急に申し込みや準備を行ってきて接種を開始できたのはうれしく思う。従業員の健康確保のほか、顧客や地域への安心に貢献していきたい」と話していました。
【申請時期により差が】
職域接種をめぐっては、予定どおり始められる企業や大学がある一方で、実施の見通しが立たないところもあります。
内閣官房は申請した時期が大きな要因だとしています。
内閣官房によりますと、職域接種が始まった当初は、到着した順に申請を受け付け、承認していました。
しかし、その後、申請の数が急激に多くなったことで、ワクチンの分配が追いつかなくなる恐れがあるとして承認を停止し、その後、受け付けも一時休止しました。
一方、申請の受け付けは、先月25日の午後5時まで続けていたため、申請したにもかかわらず、承認されず、ワクチンが供給される見通しも立たないところが相次ぐ事態になっています。
道によりますと、道内では先月25日までに209件の申請がありましたが、このうちほぼ3分の2にあたる141件が現在も承認されていないということです。
内閣官房は、これまでの申請については、必要以上のワクチンを求めていないか精査したうえで申請を承認し、9月末までにワクチンを供給する計画だということです。
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