広島ニュースTSS
東広島市発注の道路管理工事を巡る贈収賄事件が明らかになりました。警察は27日東広島市の職員の男と土木事業などを手がける会社の前社長を逮捕しました。 【胡子記者】 「男が自宅から出てきました、周囲を注意深く伺っています」 これは先週、TSSのカメラが捉えた男の映像、スーツ姿でどこかへ向かっています。27日収賄の容疑で逮捕された東広島市安芸津支所の職員、平岡尚之容疑者(47)です。 警察によりますと、平岡容疑者は東広島市発注の工事をめぐり今年4月21日ころ、元請けの建設会社から仕事を引き受けた「誠華」の当時の社長・岩岡芳晃容疑者(44)から謝礼名目や今後同様の取り計らいを受けたいとの趣旨で現金50万円を受け取った疑いが持たれています。 東広島市から受注した元請け会社の社長は先週、TSSの取材に次のように述べました。 【建設会社の社長】 「誠華を知ったのが平岡さんが紹介してくれた。5年前に紹介してもらった。伐採工事は人数がいるし、それでお願いした。僕も青天の霹靂よね、お巡りさんがきて」 【宮崎記者】 「事業内容には道路の陥没の修繕内容の他にも道端に生えている草木の伐採などが含まれていました。伐採は広範囲にわたり多くの人手が必要になることから、入札した事業者は代わりに行ってくれる会社を探していました」 東広島市から道路の維持修繕事業などを入札で受注した元請けの建設会社の社長が平岡容疑者に相談。平岡容疑者はその業務の引き受け先として岩岡容疑者が代表を務める誠華を紹介し、誠華が伐採などの業務を引き受けることになりました。 【建設会社の社長】 「平岡(容疑者)が段取りしたわけよ。伐採の業者を彼が選定、「やってもらう」と言うから私が「いいよ」と。僕から平岡に流れていないか、貯金通帳を全部渡した。調べてと。わしも疑いの目で見られていた」 警察は男性の預金口座や会社の請求書などを調べ、男性が事件に関わっていないと判断したということです。また関係者によりますと平岡容疑者の通帳の入金記録も事件の決め手になったということです。 平岡容疑者と岩岡容疑者の認否や供述について警察は「捜査に支障がある」としてコメントしていません。繰り返される行政と事業者との金銭をめぐる癒着。事件の全容解明が待たれます。
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