[上海 28日 ロイター] - 中国自動車大手の浙江吉利控股集団は28日、創業者のエリック・リー氏がスマートフォンを手掛ける新会社を設立したと発表した。
新会社のHubei Xingji Shidai Technologyにはリー氏が55%出資し、武漢に本社を置く。スマートフォンなどのスマートデバイスを開発し、高価格帯モデルを展開する方針という。
リー氏はこれまで空飛ぶ車やヘリコプターを使ったタクシーなど未来型の投資を行ってきた。だが中国のスマホ市場はもはや成長が見込めず、米アップルや中国の小米(シャオミ)など一握りのメーカーが支配的な地位を築いているため、厳しい競争に直面することになる。
コンサルタント会社オートフォアサイト(上海)のエール・チャン代表は自動車会社がスマホ市場に参入するのは少なくとも中国では始めてと指摘し、驚きだと指摘。将来的にスマホとスマートカーのエコシステムの相乗効果を期待したのではないかと語った。
調査会社IDCで中国のスマホ市場を担当するウィル・ウォン氏は吉利のブランドが高級スマホ市場での優位性につながる可能性があるとみている。「ただ吉利のスマホ事業はスマートカーの開発強化が狙いである公算が大きい」と分析した。
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